お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

全労済の男性職員も「お母さん」を感じちゃった、一日お母さん大学in福岡

全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)♡お母さん大学が「“孤育て”をなくそう」プロジェクトとして取り組んでいる、地域のつながり、助け合いをテーマにしたイベント「一日お母さん大学」が九州に初上陸。

9月15日(金)、お母さん40人と子ども20人を集めた、全労済共済ショップ天神店(福岡市中央区舞鶴)は、子育ての悩みや喜びを共感し、楽しくてためになる、あったか~い、学びの場になりました。


■娘と孫が命をもっておしえてくれた
大切なこと

この日の日直は、お母さん大学1年1組の智原美沙さん。「赤ちゃんもいるので、座ったまま姿勢を正して、礼!」の声で始まった「一日お母さん大学」。

1時間目のはじめは、学長藤本裕子の講演会。
新聞づくりを中心に講演会やイベント企画などさまざまな子育て支援の仕事をやってきて、あるとき「書けなくなったんです」と、当時を振り返る藤本。

長女の出産に立ち会い、命の誕生を目の当たりにしたとき、改めて「お母さんってスゴイ!」と感動! 今までの常識がすべて消え、頭が真っ白になったのです。

その2年後、またしても長女の「幸せな流産」をきっかけに知った、カタチのないものの大切さ。「余計なことはもういい。これだけを伝えよう」と決意。

「お母さんはスゴイ!」を伝え、「お母さんを笑顔にすること」を目的に、一人ひとりの心の中にある「お母さん大学」が誕生したのです。


■お母さん大学生がやっている
たった3つのこと

先生はわが子。キャンパスは家庭。テキストは「お母さん業界新聞」という「お母さん大学」で、お母さんたちにやってほしいと言っているのは、3つだけです。

1つ目は、ペンを持つこと。

ペンを持って、子どもをよく見てほしいんです。子どもとの毎日を切り取って発信する。それだけで、どんどん母力が上がってきます。

2つ目は、夢を持つこと。

お母さん自身が夢を描き、それに向かって一生懸命に生きる姿を見せることが子育てです。

3つ目は、つながること。仲間になること。

子育ては決して一人ではできません。地域に、ひょいっと子どもを預けられる、助けてくれる人、仲間を見つけること。

この3つをやっていると、自然と母力(ぼりき)が上がり、「子育ては楽しい」「お母さんっていいな」と思えてくるから不思議です。


■「お母さんは、大好きです」に
お母さんたち号泣

藤本の話を実証したのは、お母さん大学恒例のブレーンストーミングの時間。「お母さんは○〇です」の中に、それぞれが描く「お母さん」をリレー形式で入れていきます。

「お母さんは太陽です」「お母さんはしなやかです」「お母さんは弱いです」「お母さんは修行です」「お母さんは死ぬまでお母さんです」「お母さんはモテモテです」…。

それぞれが描く「お母さん」に共感したり、感心したり…。自分のお母さんへの感謝や畏敬の念、あるいは自分自身へ肯定感など、いろんな思いが入り混じって、母力がむくむくと湧いてきました。

最後にマイクを向けられたのは、全労済の若手男性職員の北村さん。恥ずかしそうに、でも堂々と、「お母さんは 大好きです!」と言った途端に、お母さんたち一斉に号泣~!

会場は一気に「あったかいお母さんの心」に包まれ、そこにいたみんなの心がひとつになった瞬間でした。


■いつのまにか
「4人のお母さんになること」が夢に

続いて「お母さん業界新聞ちっご版」編集長の池田彩は、お母さん大学との出会いから、今日までのことを振り返りながら話しました。

藤本の「お母さんはスゴイ!」「お母さんは未来をつくる人」という言葉に惹かれ、お母さん大学に入ったものの、「お母さんを感じ、ペンを持って発信すること」の意味が全くわからなかった10年前。

でもコツコツ続けることで、またさまざまな人と出会い、気づきや刺激、学びを受けながら自分自身がどう変わっていったか、を話しました。

子どもは1人で十分と思っていた池田さんが、今や3人の母となり、さらに「最低4人は産みたい」というまでになった経緯、子どもたちとの心温まるエピソードの数々が、たくさんの共感を生みました。


■ペンを持って
子どもと正面から向き合うことができた

長女がまだ小さかったときのこと。たとえば公園にいて遊んでいる長女を見ていても、「今日の晩ごはん何にしよう」とかを考えていた私でした。

でも、藤本さんに子どもをよく見て発信してと言われ、わけもわからず、とにかく子どもをよく見るように。

すると、子どもの小さな成長や、子どもなりに考えていることがすごくよく見えてきて、子どもをうんと愛しく思えるようになっていったのです。

こんなこともありました。お母さん大学の活動を伝えることの難しさを感じているときに、ふと息子に「お母さん、なんで新聞つくっているんだと思う?」と聞いてみると、「みんながやさしくなるからでしょ」と即答してくれたました。

つい最近のことです。講演会を前に、「お母さんはスゴイ!ってこと、どうやって伝えたらいいんだろうね?」と聞くと、「なら、世界中の子どもたちに協力してもらったらいいよ。お母さんはスゴイ!ってみんなが言ってくれると思うよ」と。

今から3年前。小さい子どもが居ながら「ちっご版」なんてつくれるのだろうか? そんな不安を抱いていた私に、藤本さんはこう言いました。

「ちっご版をつくったら、池田さんが一番、子育てがラクになるよ」と。

新聞づくりを通してたくさんの人に出会い、支えられ、助け合って今がある。地域や未来をつくっていくのはお母さんたちなんだと、やっと今、実感しています。


■手づくりのみそまると
こだわり
おにぎりでおもてなし

2時間目のランチ懇親会では、お母さん大学ミソマザーチームが心を込めて用意した、3種類のみそまるメニューが紹介されました。自然食材にこだわった5分づき米のおにぎりも、とてもやさしい味でした。

テーブルには、「ちっご版」と一緒に配っている「地域版」がたくさん並びました。どれも「お母さん心」に満ち溢れ、それでいて、それぞれの個性が際立つ唯一無二の新聞です。

「〇〇版の編集長さんですか? いつも読んでいます」と挨拶されてびっくり! ちょっぴり照れてしまうけど、自分の新聞を楽しみに読んでくれている人がいることを知って大感激の編集長も。

給食には、親子に混じって、お母さん大学生や全労済のスタッフさんたちも参加。美味しいものを食べながら、ほっこりとした和やかな交流の時間になりました。

隣室に用意した子ども部屋では、子どもたちと一緒に遊んでくれた「子守隊」の皆さん、一緒に小さな子どもたちの面倒を見てくれた小5の「ひーちゃん」も紹介されました。

全労済共済ショップ天神店の松本店長は、全労済について説明し、「子どもやお母さん向けの保障もあるので、いつでも気軽にご来店、ご相談ください」と案内されました。

全労済キャラクターの「ピットくん」が登場すると、キャーという歓声とともに駆け寄ってきた子どもたち。その愛くるしさに、抱きついたっり、なでなでしたり。ピットくんも、みんなに囲まれてうれしそう。


■子育てとは、お母さんが
夢を描いて生きる姿を見せること

3時間目は、お待ちかね「お母さんの夢を語る会」。「みんなが集える場所をつくりたい」「もう一度音楽をやりたい」「カフェを開きたい」など、たくさんの夢が飛び出しました。

中には「話を聞きながらずっと夢を考えていたけど、まだ今はわからない。でも今日から、自分の夢を探したい」と語ってくれたお母さんもいました。

夢を持つことの素晴らしさ、夢を語る姿に、お母さんたち共感(響感)の嵐。「夢は描いたときに80%は叶うもの。言葉にしたら90%が叶います。あとの10%は自分で一歩踏み出すだけ」と藤本。

どの夢もみんな素晴らしく、夢を描いているときのお母さんの笑顔は最高。そんな笑顔を子どもたちにも見せてあげて、と締めくくりました。


■この模様は、RKB毎日放送「今日感テレビ」
で放映され、多くの反響を呼んでいます


■あたたかい空間を一緒につくってくれた皆様へ
ありがとうございました!

この日、台風情報やミサイル発射のニュースが流れる中、小さい子どもを連れて天神まで足を運んでくださった皆さん、会場準備から受付、子守隊、片付けまで一緒に汗をかいてくださった全労済スタッフの皆さん、そして集客や準備などそれぞれ力を貸してくれたお母さん大学生、みんなの心がひとつになって、とてつもなくあたたかい空間をつくることができました。皆様に心から感謝いたします。

「今度『全労済』の看板を見たら、みんなはきっと『お母さん大学』と見えてくるよね。ぜひ立ち寄って、ちょっと休憩したり、子どもをひょいと預けたりしてみてくださいね」と藤本。

全労済♡お母さん大学の「“孤育て”をなくそう」プロジェクトでは、全国の全労済窓口で「お母さん業界新聞」を無料配布しています。新聞をまだ読んだことがないという方は、ぜひお近くの全労済窓口へ取りに行ってみてくださいね。

★全労済♡お母さん大学「“孤育て”をなくそう」プロジェクトはコチラ

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全労済♡お母さん大学「“孤育て”をなくそう」プロジェクト

ちょっぴり照れてしまうけど、

8件のコメント

あはははっ!!!

めちゃ泣いていますね(笑)

ふふ。でも、

私も泣いちゃうんだけど、今は悲しいとかショックの泪に、ここでいつもぼーちゃんに会えるから、嬉しいというか、やっほーぼーちゃん。みたいな泪もプラスされてます。

池田さん。

お母さんは大好きです。

と言ってくださった全労済のスタッフの方

お名前がわからないのですが、

一日お母さん大学 in 福岡のお礼も兼ねて

ヒーローインタビューに行かせてもらったらどうかな?

中村RENさん

今、サイトが福岡のみんなのおかげで、お母さんの心ムンムンなので、

いつもの、デビルママの話、書いてくれたら、うれしいな。

きっと、こんないいお母さんの場、入れないと思う人もいるかも。

ローマは一日にして成らず。

お母さんだって、一日で、お母さんの心になるわけではないんだよね。

いろんな日があって、今がある。

このサイトになって、夢ひろば(裏コミュう)がなくなる。

最初は、みんなのことを思うと、残すべきかって悩んだけど

今、違う。

今、子育てに悩んでいる人たちが、この場に入れるように、

夢ひろばがなくなるんだと。

お母さん大学の私たちには、もう夢ひろばは必要ない。

だって、もうみんな、つながっているから。

会って話せる仲間がいる。

遠くて会えないなら、電車に乗ればいい。飛行機に乗れば会える。

行動すればいいんだよ。ちょっと汗かけばいいんだよ。

みんなが、お母さんの心いっぱいで、

素の自分で発信する。

そんなサイト、日本のどこにもありません。

そんな場を、私はつくりたいと思っています。

お母さんだって、ブラックな日あるよね。

ブルーな日も、ブラックな日もあって、

いつか虹色になる。

そんなお母さんを見ながら、わが子も育つんだと思うよ。

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ABOUT US
編集部 青柳 真美お母さん大学本部
お母さん大学事務局兼お母さん業界新聞本部編集部。お母さん業界新聞編集チーフ。みそまるマスター。みそソムリエ。宅地建物取引士。仕事は、お母さんを笑顔にすることと、味噌を伝えること。具体的には、編集・企画・営業・イベント…。家族と仕事以外に、人生に欠かせないもの…車/映画/本/旅/甘いもの。息子(30歳)、孫2人。