たっくんのパパとママがインフルエンザにかかった。たっくんが危ない! 実はたっくんファミリーは、昨年末からお正月にかけて、ノロウイルスの家族内感染で全滅状態だった。そこでオババはひらめいた。インフルエンザは発病して3~7日間感染するという。ヨッシャー! 正義の味方オババは、たっくんを救わなければならないと、「たっくんお泊り作戦」を企てた。
そこで問題がただひとつ。寝る前のおっぱい!
たっくんにとってはブーブー(車)とおっぱいは、命! 車は毎日、新車?を用意できるが、おっぱいは無理。(中古のおっぱいならあるが…)だがタイミングのよいことに、2、3日前から「夜中に何度もおっぱいを飲ませて、おっぱいが痛い」と娘。「だったらこの機会に断乳すれば?」とオババ。
あれぇ、これまで何度か「そろそろ断乳したい」と言う娘に、「たっくんが欲しがるまであげ続けていいよ」「中学生まで飲むわけじゃなし、平気、平気」と言うのんきなオババだった。なのに、オババの育児方針は一転。「人生も子育てもケースバイケースよ」なんて、都合のいいオババ論。
「本当に大丈夫? 夜中に泣いたらどうするの?」と言う娘に「大丈夫、大丈夫。最悪、私のおっぱいがあるよ」と思わず発言。バレバレのオババの悪巧み。
さて、それから5日間、たっくんとオババの生活は、昼間はパラダイス、夜中は地獄だった。
さんざん遊び疲れたたっくんが、おねむモードになるのが夜中の1時、2時。それから抱っこして、子守唄をうたって、1時間くらい立ちだっこ(なぜか、座ると起きる)。手が痺れるほどひたすら抱いて、やっと寝かせた。五十肩の痛みなど、すっかり忘れていた。
さすがに3日目にはこちらも賢くなって、早めにドライブ作戦を実施。これは見事に成功。車で15分、みなとみらいエリアを一周しただけで、たっくんはすやすやと眠りについた。日中は天使、夜中は悪魔になるたっくん。
そうこうすると、大変、大変。ママのおっぱいがSOS。たっくんが飲まなかったために、乳腺が詰まってしまった。ママを救える正義の味方はたっくんしかいない。たっくんがおっぱいを飲むと、わずか数分でママのおっぱいはスーッと楽に。そして、久々のおっぱいに喜ぶたっくん。親子のつながりってすごい。やっぱりママには勝てないオババでした。
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