お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

今おすすめしたい本

もう、6年以上も前になるのだが…、2016年にNHKで放送された『ママ達が非常事態!?最新科学で迫るニッポンの子育て』

という番組をご存知だろうか。

私は当時義父が絶賛していたのをきっかけに、長男が1歳のときに再放送を視聴した。孤育てや産後うつ、夫に対するイライラ…等現代の母が抱えやすい悩みについて、脳科学等の視点からなぜそうなるのかを解説していて「あぁ、そうなんだ!私が至らないせい(だけ)じゃないんだ、生物的にちゃんと理由があって、自然なことなんだな」と気持ちが楽になり、夫をはじめ子育てに関わる多くの人にぜひ見てもらいたい番組だなぁと感動したことを覚えている。同番組は本にもなったり続編も放送されていて当時は結構反響が大きかったようだ。きっと多くのお母さんの支持を得た番組だったと思う。

前置きが長くなったが、今日書きたかったのは昨年末、コロナ禍・コロナ対策の子ども達への影響が気になって手に取り、一気に読んだこの本のこと。

マスク社会が危ない子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか?

読み終えたあとに、書いたのは一体どんな人なのだろう…と思って著者紹介を見たところ…なんと京都大学大学院教育学研究科教授の明和政子先生、冒頭の番組を監修した方だったのだ。

先生!あなたでしたか~!!と、勝手に古い知人に偶然再会したかのように嬉しくなったのは余談だが…

この本、タイトルはもしかすると、マスクが習慣付いていて「これからも当面あったほうが安心」と感じている方にとっては少し大袈裟で過激にも見えるかもしれないが、いたずらに不安を煽るような内容ではなく、脳科学の専門的な知見に基づいた分析はとても具体的でわかりやすかった。

また後半では医療ジャーナリスト鳥集徹さんとの対話を通してコロナ禍の政治的・社会的な問題点にも切り込まれている。コロナ対策の是非については、医療現場や公衆衛生の専門家の主張はテレビ等で盛んに取り上げられてるのに対して「教育」や「発達」の切り口からの議論は圧倒的に少ない。この本で一度深い考察に触れておくことは、今後の子ども達の心のケアにも役立ちそう。さらに、思春期の心と脳の発達の関係性や母性…ならぬ親性の育ちの話など、子育てに役立つ知識も随所にちりばめられており、まさに『子育て世代必読!』のキャッチコピーにふさわしい、誰にでもおすすめできる一冊だ。

先日、国はコロナの感染症分類をインフルエンザ相当に格下げする予定を明らかにし、厚生労働省はマスクの着用について、これまでは原則屋内は着用を推奨していたが、3/13からは個人の主体的な判断を尊重と明言している。

コロナ禍の出口が見えてきた今、一度立ち止まって、この本を読んでみてはいかがだろう。

(冒頭の画像は先日友人が連れていってくれた表参道のおしゃれなイタリアンカフェ ラボエム。会社の方針として『従業員の健康のためにマスクを推奨していない』と明記している珍しいお店。店員さんの笑顔が印象的で、2019年以前の普通の空気が懐かしく心地良かった。)

2件のコメント

すごい!
本が苦手な私でも読みたくなった(^^)✨

私もこどもたちも、コロナ初期は怖くてガッツリ不織布マスクしてた。
けど、みんなで蕁麻疹がやまなくなってから、色々調べたら、マスクしてることでの方が、からだへの悪影響が恐ろしいことを知ってしまい、、
むしろできなくなった(^^;;

『母が無知だと病気になる』とはインディアンさんたちの言うとおりだね〜
みんなで、ここで、シェアし合って知っていきたいね!

ありがとう!
そうだったんだね。不織布って色々な薬品が使われているみたいだからその面でも心配はあるよね。
総合的に考えて一番良い選択をしていきたいよね!

母が無知だと病気になるかぁ… 私も知らないこといっぱいあるし、一人目のときに知っていたら…とかすでにたくさんあるから、刺さる…(^o^;)

でもその通りだよね。母って責任重大…!

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ABOUT US
三谷 マミ
横浜市在住、会社員として時短で働きながら男の子2人を育てています。日々慌ただしく過ぎていくけれど…子ども達がくれるたくさんの喜びや学び、宝物のような時間を噛みしめていけたらなと思っています!