お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

壊れた母時間

「お母さんが夢に乾杯する日」がやって来る。今年は29回目という、なんとも微妙な年。

昨年からのコロナ禍では、何もできない、何もやる気が起きない時期もあった。この先どうなるのだろうという不安で、一時思考もストップ。

だが子育て中のお母さんには、悩んでいる暇などない。仕事から帰ったら洗濯機を回し、その間に夕飯の支度。お風呂に入れてごはんを食べさせたら歯を磨き、明日の準備。寝る前の読み聞かせでは、子どもと寝落ちするどころか、子どもより先に寝てしまうことも一度や二度ではない。

ため息をつく間もないほど忙しく、毎日がその繰り返し。それでも子どもに待った!はないからがんばるしかない。本当に、お母さんてスゴイ!

そんな、お母さんたちを見ていると、「なにをボーッとしているの? ただ新聞をつくっているだけじゃダメじゃない!」と天の声。

コロナに負けられない。

お母さんたちに負けられない…。

気づいたら、いつの間にか特集が「すごろく」になり、みんなで乾杯する「ビール」をつくり、これまで考えたこともなかった「クラウドファンディング」にもチャレンジすることに。

さらに今年は、「お母さんが夢に乾杯する日」を記念日登録。「母時間」という新しいプロジェクトを立ち上げ、「ウクレレ」まで始めるという、すっかり壊れた「母時間」。

自己満足でもいい。「お母さんが夢に乾杯する日」を一人でも多くのお母さんに伝え、思いきり「母時間」を楽しんでもらいたい。そう叫んでいる自分。

来年こそはコロナにさよならし、会いたい人に会い、行きたいところへ行く。30周年の乾杯は、ハワイかもしれないし、ドバイかもしれない。

行こうと思えばどこへでも行けるし、やろうと思えばなんだってできる。結局私が伝えたいのは、そこなのかもしれない。

「母時間」の扉の向こうにあるのは、青い海と白い砂浜。自由で快適なそれぞれの「母時間」へ。さあ、皆さんもご一緒に。

7月30日7時30分、

がんばっている自分に、夢に乾杯!
(藤本裕子)