4月1日、新元号が公表される。
平成最後の新年参賀には、15万人の国民が皇居に集まったという。
また昨年12月の天皇誕生日には、天皇としての最後のおことばを述べられ、
私も、YouTubeで拝見した。
その中で、天皇陛下の
「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」という言葉は、
戦争を経験した人たちの心に深く響いたのではないでしょうか。
戦争を想像することができない私なのに、
この言葉にハッとした。
そんな時代が今なのかと、考えてしまいました。
昨日、偶然テレビで、
若き天皇両陛下(皇太子時代)の子育てについてのインタビューが放送された。
1歳になった浩宮さまを、何と呼んでいらっしゃるのですか?という質問に。
「なるちゃんと呼んでいます。
けれど、まだ、よくわからないですからね」と天皇陛下は答えられた。
すると、お隣の美智子様がすかさず、
「わかっていますよ」と、反論。
※皇太子徳仁親王(こうたいし なるひとしんのう)
御称号は浩宮(ひろのみや)。
いつも、天王陛下のおそばで、一歩後ろから歩かれる美智子さまが
まるで、普通のご夫婦のように、
「あなた、何をおっしゃっているの?」と言わんばかりでした。
子どもは小さくても、ちゃんとわかっていることを、
母である美智子さまはわかっていらっしゃった。
思わず、くすっと笑ってしまった。
新しい皇室は、子育てをすることを選択された。
美智子さまがつくった「ナルちゃん憲法」は有名な話。
※「ナルちゃん憲法」。浩宮さまが生後7か月目に入られた頃、
美智子さまは、ご夫妻で日米修好百年記念のお招きを受け、
16日間の訪米旅行をされることになり、お留守の間、
浩宮さまのお世話をしてくれる人たちのために、美智子さまが書き残された育児メモ。
ナルちゃん憲法=育児宝典とされ、今も育児バイブルとしている人も少なくないが、
当初、美智子さまにはそのような意図はなかったそうで、
2006年の公式会見の際、こんな風に話された。
教育ということに関し,時々引用される「ナルちゃん憲法」ですが,これは私が外国や国内を旅行する前などに,長い留守を預かる当時の若い看護婦さんたちに頼まれ,毎回大急ぎで書き残したメモのたまったものに過ぎず,「帝王学」などという言葉と並べられるようなものでは決してありません。
小児科医であった佐藤久東宮侍医長が記した「浩宮さま」という本により,このメモのことが知れたと思われますが,本来は家庭の中にとどまっているべきものでした。(ー宮内庁)
皇族としてではなく、
純粋にわが子を愛する、ひとりの母親として
書き留められたものだということがわかる。
皇室の在り方、難しいことはわからないけれど
時代の変化とともに、守るべきこと、変わるべきことがある。
今の日本の子育ては、ますます、子育てをしない社会。
日本だけではない、中国や韓国も、日本以上に、子どもを育てない社会になっている。
子育ては大事業。
大変で当たり前。
だからこそ、もっと、お母さんの幸せを楽しもう。
平成になったのは、1989年。
私が、お母さんの活動を開始した年。
あれから、30年。
4月に発表される元号には、どんな言葉が選ばれるのだろう。
戦争のない時代と安堵しなくてもいい、そんな社会を望みたい。
誰もが「幸」を感じられるように。
日々のお母さんたちの、何気ない日常が未来をつくる。
美しい日本とは、子どもを育てる社会ではないですか?
私の30年の活動で、ようやくたどり着いた答えです。
ボチボチついて行きます。 つみ
美智子さまの「お母さん」としてのお心に触れたくて、ナルちゃん憲法を読んでいる母歴2年生です。
読んでいくと、美智子さまの芯の強さと深い愛情を感じずにはいられません。
なので、子育てに疲れていると読むのが辛いときも。
バイブルにするほどの読者ではない代わりに、お守りのような一冊です。
テレビでお姿を拝見する度に、背筋が伸びる思いで、虚ろげな私の母心に、ポッと火が灯ります。
お辛いこともきっとたくさんありながら、いつもその眼差しがおやさしいのは、
やっぱり「お母さん」だからこその強さやしなやかさなのでしょうね。
戦争のない時代として終わろうとしている「平成」に我が子を産んだことに感謝しつつ
これから子どもに残す時代を、真剣に考えなければと思います。
藤本さん、本年も、そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。
吉村さん
ナルちゃん憲法を読んでいるなんて、スゴイ!
私も、ちゃんと読んでいないので、読んでみようかと思っています。
ナルちゃん憲法は、天皇家の憲法。
なので、吉村さんは、アオイちゃん憲法をつくればいいんだよ。
>これから子どもに残す時代を、真剣に考えなければと思います。
あまり真剣に考えすぎると、気が遠くなるので、
つみさんのように、ボチボチ行きましょう。
本年も、そしてこれからも、ずっとよろしく!