お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

目ヂカラにヤラレタ!

あ~、とうとうオババになってしまった。ついこの前までは「おばさん」という言葉に抵抗していた自分がいて、私はおばさんにならないぞと思っていたら、一気にオババ。あまりにもむごい仕打ち。
49歳のおばあちゃん。

孫を抱っこして歩いていると、「かわいいですね」と声をかけられることも多く、聞かれもしないのに、つい「孫なんです!」と言ってしまう私。その心理は、「おばあちゃんに見えませんね」と言われたいんじゃなくて、「この歳で産んだの?」と思われては恥ずかしいというのが本音。

それにしても、ついこの前(いや、かなり前)公園デビューしたばかりと思ったら、とうとうシニアデビューと相成った。先日はシニア代表として、シンポジウムにも参加。これまでも、「子育て支援」をテーマにしたシニア向けの講演会は何度も経験しているが、今回はまさに当事者として「老いへの挑戦(アンチエイジング)」を語るというもの。お声をかけていただいたことに感謝はしているが、内心はちょっと複雑だ(ここだけの話)。

今年は、そんな潔くない私自身を戒めて、いっそのことリブライフ紙上で「オババの育児日記」を書かせていただこうと決心した。こうなったら、もう破れかぶれ。とことんババ馬鹿ぶりを皆様にご披露したい。孫の誕生で、藤本裕子がどう進化(老化)していくか、じっくりとご覧ください。

おっと、前置きが長くなりましたが、私の孫は拓斗(たっくん)と言います。現在、生後8か月。リブライフでもおなじみ、「胎内記憶」を提唱される池川明先生の産院で産声をあげた。たっくんの成長を見ていると、人間ってすごいなと、今さらながら、感動の毎日。

よく「孫は特別かわいい」と言いますが、特別なんてもんじゃない。もはや、私の生きるエネルギー。韓流おばさんのヨン様みたいなもの? たっくんの笑顔にすっかりやられてしまった。たっくんの目ヂカラビームは、強烈な勢いで周りの人間たちを変えていく。すごいパワーだ。

「子ども力」って強烈。女は男で変わるというが、たっくんが私を変えた唯一の男?になるだろう。たっくんとオババの時間は、時を越えて宇宙へと広がっていく…。

(オババの育児日記/LIVE LIFE 2006年1月号より)

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