沖縄旅行　ダイビング編

沖縄で何したい？

と家族に聞いたら

ダイビングと次男。

家族に希望者を募ると、夫と次女はやらないと言った。

家族だからみんな一緒に行動するという考え方をやめた旅。それぞれがやりたいことをする。だから、2日目は別行動の日となった。

ダイビング組。

シーサーキャンドル作り組。

海でゆったり組。

私はダイビング組！

でも、前日までずっと迷っていた。だって怖い。

それでも、その先に何かがありそうで、挑戦すると決めた初ダイビング。

青の洞窟でのダイビングをじゃらんで予約していたが、前日になって、青の洞窟へは風向きが悪くいけないと『マリンサービスむるぬーし』の方から連絡があった。別のダイビングスポットまで船で移動してのダイビングに変更していた。

初めて次男の運転で瀬底島からガーラ青い海まで車を走らせた。さすが安全運転、ギリギリセーフで到着。

口呼吸と耳抜きが出来ればダイビングは大丈夫と言われ、その気になり、ウエットスーツに着替え、港に着いて、気が付いたら船に乗っていた。

そこで観念したけど、意外と船がスピードを上げて進むから、酔わないか心配に…。

とにかく、加齢と共にあらゆることに対して、心配症ぶりが際立っている。

初ダイビングは、ガイドさんを独り占めという、特別待遇でなんとか成しとげた。

「ゆっくりでいいから、もう一度呼吸の練習をしましょう」。と優しく寄り添ってくれたガイドのたろうさん。

「肩の力を抜いて、リラックスして、じゃあちょっと空を見ながら浮かんでみましょうか？」そう声掛けしてくれ、ぷかぷか浮かんだ。ゆりかごのように気持ちがよかった。

たろうさんは次のガイドがあるといい、都屋漁港で手を振った。すごくすごく寂しくなったのは、ダイビングでの吊り橋効果？？？

ショップに戻る道中、女性ガイドさんから

「たろうさんを独り占めしてましたね！」。

とニヤリ顔で言われた。

途中もう無理かと思ったけど、たろうさんのお陰で潜ることができたと話しをしたら

「本人が諦めない限り、スタッフは絶対諦めたりしないんですよ。

諦めたらそこで終わってしまうから」。

と力強く言って、満面の笑みを見せてくれた。

私は途中無理かもしれないと思った。でも、たろうさんが、岩場にいる子どもたちを指差して、あそこまで行ってみませんか？と言った。その一言が私に勇気をくれた。子どもと合流してホッとした。

もうダイビングはやらなくてもいいかなあと思っていたけれど、また機会があれば潜ってみたい、そんな風に思える自分がいた。

PS.たろうさんの話を次女にしたら、「い～けないんだぁ～、パパに言っちゃうぞ～」。と言った（笑）

※アイキャッチ画像…基本に忠実な私と、映えをとった子ども達は帽子なし。