ママは名探偵？

◆入園２日目

当事者S（４歳）の証言
「お弁当の時にさー、Aくんが面白くてさー」

名探偵ママの推理
仮説１→Aくんは年長組で、年少のSとは同じクラスでないからして、彼の幼稚園では年上クラスとお弁当を食べることもあるのかもしれない

仮説２→Aくんは、Sと同じクラスのお友達の兄弟なので、入園２日目のSが名前を混同している可能性が考えられる

結果：お弁当は年長クラスにお邪魔することがあると判明。仮説１、名推理。

◆入園３日目
名探偵ママ「今日Nちゃん（同じクラスの子）とは遊んだ？」
Sの証言「いたけど、なにしてたか知らなーい」

名探偵ママの推理
仮説１→Nちゃんは母国語が日本語ではないので、遊びの際に別行動をしていた可能性がある
仮説２→同じ部屋にいたが、たまたまNちゃんとは別の遊びをしていた
仮説３→一緒にいたが、Sが名前と顔をまだ認識していない

ここで予想外の証言（ｂｙママ友）
「Ｎちゃんは今日おやすみだったと息子が言ってる。でも彼の証言も怪しい」

仮説訂正→息子、Ｎちゃんの在・不在を把握していない

結果：お熱でお休みだった（少ないクラスメイトの存在くらい把握しておくれよ）

◆入園４日目
Ｓの証言「先生がこいのぼりの絵本読んでくれた。ゾウがこいのぼり食べちゃったの」
絵本好きな名探偵ママ、「絵本　こいのぼり　食べる　ゾウ」と検索するも見つからず。

結果：先生とのメールにより「こいのぼりが、ゾウやクジラを食べる紙芝居だった」と判明。
紙芝居初体験のＳは「お話は全部絵本」と思っているという新事実を解明。そして捕食者が逆であった。名探偵、敗北。

◆入園６日目

Ｓの証言「お弁当残さず食べた、先生にも手伝ってもらってない！」

名探偵ママ、お弁当箱が空っぽであることを目視確認。
しかしＳのズボンのおしりにべったりと沢山へばりついている米が、どこから来て、なぜお尻の下につくのか、未だ解明できていない。名探偵、お手上げ。

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入園から2週間。
登園時の大号泣を予想外に早く脱出し、
毎日笑顔でバイバイできるようになった息子。

しかし、幼稚園でのできごとを彼の口から聞きだすことが
こんなにも難しく、混乱を極めるとはこれまた予想外でした。

それでもだんだんと、お遊戯の内容や誰と遊んだか、
具体的な話が出てくるようになっているこの頃。
ただし昼夜で話が微妙に変わるという事態も頻繁に発生。
名探偵ママの尋問と推理の日々は、まだまだ続きそうです。