「帰りたいっち電話して来たんよ」。
母が言った。
親元を離れ、孤独に推しつぶされそうになった時、そう発したことを思い出した。
あーそうだった。
泣きそうになったから、トイレに行くふりして席をたった私。
トイレで涙が溢れ止まらなくなった。
今、母と父と3人で実家にいる。
80を過ぎた父と70を過ぎた母。
里帰りしてよかった、元気そうな2人を見てそう思う。
お母さん業界新聞5月号『誕生日に母を語る』に掲載された私の記事を母に見せた。
母は、読んだ後、冒頭の言葉を発した。
母は「3人がいいね、楽しいね」。
と3人で食卓を囲む今をそう表現した。
わたしはちょっぴり寂しくなった。
明日横浜に帰るから。
やっぱり両親の前では私は娘。パパっ子だった私は父が大好きだし、母からは沢山大事なことを教わった。
高齢の両親を置いて横浜に戻る親不孝な娘。
と、同時に横浜に置いて来た家族のことが気になって仕方がない母親でもある。
そんな思いで涙が溢れた、実家滞在最後の夜のこと。
私まで想像できて涙が溢れそうです。
とってもとっても貴重な3人の時間でしたね。
記事に書いたことで、こっちに戻ってきても一瞬で蘇ることができますね。
ご両親も元気なまきさんに会えて安心されたはずです!
比呂子さん
あーん、ありがと〜
そうですね!ペンを持ったことで、戻っても思いは残ります。そして、離れていても、私たちが笑顔で過ごしていることが、親孝行だと、切り替えることができました〜明日は、持ち帰り用の魚の煮付けを教わりながら作ります。
誕生日に母を語るの記事、素敵でした。
そして、それを読んでくださるお母さんがいて、
田端さん、最高に幸せですね。
母と娘が、遠い記憶の中でひとつになる瞬間
心に響きました。
藤本さん
ありがとうございます。
幸せな時間でした。元気な両親の姿を見れて安心しました。
当時、からかってきた男子の名前も母から出て来て思い出し、懐かしくなったり、昔話に花が咲きました。
お母さん手作りのアップリケ可愛いですね。
上京時にはそんな母子の電話のやりとりが
あったのですね。
きっとお母さんも同じく、いやそれ以上に?
寂しかったかと、、
でもその先を見据えて娘に叱咤激励するお母さんに
母愛を感じました!
香さん
ありがとうございます。
私、わが子に同じように出来るかなと考えることがあります。
でも、自分が母の一喝があって、孤独を乗り換えられたから、子どもが自立して同じようなことがあったら、同じように接しようと思っています!