親子遠足

あかり(4歳0ヶ月)の親子遠足の日だった。
すっきりと晴れた遠足日和。
でも我が家は治輝がゴールデンウィークから続く発熱のため、仕事の休みを取っていた母は同行できず。もちろんパパも仕事だし、じぃじばぁばも行けない。
前日まで治輝の熱が下がればと、治輝も頑張って薬を飲んでくれたけど熱は下がらなかった。
遠足前日、クラスで親の同行がないのはあかりだけだったので、担任の先生方も気遣ってくださり、「あかり、一緒にお弁当食べようね！！」と明るく声をかけてくださったり、「当日寂しい思いをしないように、おうちでもママが行けないことを話しといてください。」と心配してくださったりした。
コロナ禍だったり、出産のため里帰り中だったりで、あかりにとってははじめての遠足。
それが寂しい思い出になって欲しくなくて、頑張って遠足から帰ってきたらアイスをおやつに食べて、治輝が行けそうだったら夕ごはんはハンバーグを食べに行こう！と約束した。
遠足当日、「先生とお弁当食べる！」と朝からグズることなく登園の準備をした。ママが行けなくなった元凶の治輝に恨みの一言でも言うかと思ったが、いつものように仲良く遊んでくれた。
でもやっぱり親としては切ない気持ちでいっぱい。保育園に行ったらみんなママかパパがいて、あかりは寂しい思いをしないだろうか。遠足中も先生と手を繋いでうつむいていないだろうか。
申し訳ない気持ちであかりを送り出し、帰ってくるまで心配でたまらなかった。

そして迎えに行くと、いつものようにご機嫌なあかりの姿。
同じクラスの保護者の方々に元気いっぱい「ばいばーい」と手を振っていた。
担任の先生も「全然大丈夫で、逆に心配になりました。」と言われた。
いやいや、とは言え強がりだよね。あかり頑張ったね。と思い「今日は遠足楽しかった？」と聞くと
「楽しかった！！ママも来れば良かったのに！」と即答された。
「みんなママがいたけど寂しくなかった？」と聞くと「１人だったら寂しかったと思うけど、みんなのママがいたから楽しかったよ！」と返ってきた。
なんてたくましい！！そんな考え方があるんんだ！と感心した。
先生方や保護者の方々が気づかってくださったおかげもあり、結果全然寂しい思いをせず無事遠足を終えたあかりさん。
たくさんの方に感謝の気持ちと、一安心したあたしでしたが、約束は約束。
アイス屋さんに行き、夜はハンバーグ屋さんに行った。
約束するのはアイスかハンバーグどちらかでよかったなと思った。