お母さんはいつだって

今日は昼間ムッと暑くなり、ふと思った…ホタルが見たい。

６月上旬、見ごろは迎えているはず。主人のいる週末を待っても晴れるとは限らない。

明日は平日、でも行くなら今日！

早速近くのホタルスポットを調べてみるけれど、観光名所はどこも遠い。

子どもの頃、親に連れていってもらった近くの公園を思い出したけれど、

20年以上前でチラホラ飛んでいたという感じなので、今も棲んでいるのか怪しい。

どうせなら見たい。子どもと一緒に見たい！と思い、
悩んだあげく、片道50分ほどの公園を目指して出発しました。

夜のお出かけにウキウキモードの子どもたちでしたが、途中私が道を間違えて、
暗闇の山道を走る頃には「もうかえったほうがいいんじゃない？」と心配そうでした。

必死に運転しながら思い出したのが、大学生の頃に行った母との旅行のこと。

2人で北海道に行き、母がおススメのスープカレー屋さんがあるからとお店を探すも全然見つからず、タクシーも通らない道をスーツケースをゴロゴロ引きながら歩いたのを思い出しました。

きっとあの時の母も、おいしいスープカレーを食べさせてあげたい！そして無事にホテルに戻らないと！と必死だっただろうなと思いました。

ようやく目的地に辿り着き、ホタルを探すと1匹スッと光りました。
名所で観られるようなホタルの乱舞には程遠いですが、
子どもと一緒に見れたということが、涙が出そうなほど嬉しかったです。

子どもはというと、「こんなけしかいないの？」と言い、往復約２時間に対し、滞在時間は５分で終わってしまいした。

そう、お母さんはいつだって一生懸命。で、ちょっと空回り。

この場所は有志の方がホタルの生息地を守るために環境づくりをされているのですが、それでも今日見れたのは3～4匹ほどでした。
子どもたちが親になる頃にはどうなっているんだろう。

帰りの車中で寝てしまった子どもたち。夢の中ではたくさんのホタルに会えるといいな。