「食事中にチアノーゼになりSpO2が今60です。救急搬送していいですか」
7月28日の12時40分、息子が通っているデイサービスから電話が入った。
spo2が60、一体なにが起こっているのか、救急車を呼ぶべきなのか、頭が真っ白になって言葉が出ない。
「幸一くん、冷や汗が出てきて意識がありません」もう迷っている場合でないのが分かり救急搬送を依頼した。
電話を切ってすぐに家を出てタクシーを拾った。まだ搬送先が決まってないがとりあえずデイサービスに向けて出発。携帯が鳴り「大阪市救急隊の〇〇ですが、病院からも聞かれると思いますが処置はどこまで希望されますか」と男性の声。え?え??どこまでの処置って?
言葉を失ってるわたしに
「お母さん、大丈夫ですか」
「はい」
「薬剤の投与も希望されますか」
「はい、できる限りのことをして下さい」
震えながら返事した。
搬送先は大阪急性期.医療センター
病院につくと、幸一は処置に入っていて先生が来られた。呼吸が安定しないので気管そうかんして人工呼吸器をつけます、と言われた。
それから1時間、やっと息子に会えた。
意識が無く、口から太い管が出ていて、鼻にもチューブが通っている。ベッドの横には大きな人工呼吸器の機械。モニターの数字がせわしなく入れ替わっている。
茫然としている私に「手を握ってあげて下さい」と看護師さん。
「幸一」と小さく声を掛けて握った手はひんやりとしていて、涙が溢れてきた。
「幸一、幸一」
「幸一、お母さん来たよ、しんどかったなぁ」
「幸一、大丈夫やからな」
話しかけてると息子の左目からすーっと涙が流れた。
指でぬぐうと、また、涙。
もう一度ぬぐっても、流れていて、手では無くおでこを撫でて大丈夫を繰り返した。
経過は順調で今は人工呼吸器も外れ、一般病棟に転床になった。
暑さのせいか7月から食欲が落ちてきていて食べる元気が無かった。体力が奪われていて食事を飲み込む力も弱まっていたんだろう。
入院の診断名は窒息。
命が助かって良かった。
命が助かって、本当によかった!
幸一くんがんばった!
関わる皆さんが、全力で助けてくれたのも
生きる力になってくれて、ありがたいね。
有ちゃんの手をにぎってあげたかった。
お母さんもがんばった!
1日も早く、おうちに戻れるよう祈ってます。
コメントありがとう。
手を握ってもらえれば、どんなに心強かったことか。優しい。さすが宇賀ちゃん。
早く家に連れて帰りたい。
幸一の体温を感じたい。
息子さんに会うまでの1時間を思うと
でも、でも、本当に無事で良かった!
診断名も読み、どんなに大変でつらかった
ことか
助かって、良かったです
1時間、長かったです。
そこで起こっていることが現実なのか、はっきりしなくてふわふわした感じでいました。
この世に戻って来てくれて、本当に良かったです。
幸一クン、しんどかったね。
でも、乗り越えた。
本当に落ち着いて、よかった。
つむった目から流れた涙と
緊急隊の言葉が忘れられません。
面会禁止なので、早く会いたいです。