お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子育てはノスタルジー

早く到着して、席についた。

『抱いてくれたら…いいのに…』

工藤静香。
おお、光GENJI。爆風…スランプ?途切れなく流れる歌謡曲。

ああ、あれか、舞台の端に丸っこいラジカセが置いてある。
私が思春期を過ごした時代の音楽が流れていて、ここからが演出なのだな、と構える。

昔から、舞台とか演劇とか、映画もそうだけど、とにかく視覚も聴覚も嗅覚も使って観るのが好きで、特に実物の演者さんが目の前にいる時は、自分の感情も具体的に揺さぶられる感じがしていいなと思う。

お母さん芝居へ行こうタイアップ企画

赤坂RED /THEATERで日穏-bion-さんの第16回公演「オミソ」の初日を観た。

平成元年の老舗味噌屋が舞台の人情ドラマ。

正直申し上げて、舞台を観て、こんなに声を出して笑ったことはないと思う。
お笑いライブのようにものすごく面白い種類の笑いではなく、
思わず笑ってしまう、自分の中に「そうそう」、という共感が生まれて、しかも、それが周りの人皆も感じるものだから、会場全体が一緒に笑っている感じなのだ。

そして、あんなに笑っていた会場が一瞬でしんとなる。
まさかの涙への転換。

震えた。
あの頃自分が過ごした時代をもう一度体験しつつも、今を生きている自分があふれてきた。

それは、もう私が少女じゃなくて、母親になっているからなのだとも、気づいた。
大切な人を失ったことがある人は、もしかしたら、この公演を見たら、一つ、故人への想いがさらに強くなることと思う。

もう二度と戻らない時間があるからこそ、それを感じさせてくれるものに出会えたとき、
幸福感を味わえる。

「オミソ」は、私にとって、癒しの時間でした。

最後の挨拶は撮影OKとのことでしたので、遠慮なく。

 

東京公演は9月3日まで。

日穏-bion-HP
http://bion.jp/?page_id=4562


紅茶を買いました。
あと、特別なお味噌も買いました。
これは、観た人だけのお楽しみ。

2件のコメント

植地さん

すごく気になっていました〜‼️
植地さんの投稿でより観たくなっておりました‼️
私も土曜日行くことにしました〜今から楽しみです。
特別なお味噌ってなんだ⁉️

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。