永守さんとの心温まる交流で意気揚々としたお母さんたちが最後に案内された場所はニデックパーク内にこの春開館したばかりの「永守コレクションギャラリー」。
ここには300点以上の歴史あるオルゴールやカラクリ人形などのコレクションの所蔵がある。
ご自身もオートマタ(からくり人形)作家で館長の橋爪さんから、ストリートオルガンを皮切りに、100年以上も昔のオルゴール、からくり人形、蓄音機、自動演奏ピアノ、数百万円もする最新のオルゴールなどを、とても丁寧な説明と演奏を交えて紹介していただいた。
そもそもオルゴールという言い方は日本でしか使われていなく、アメリカではmusic box 、イギリスではmusical boxと言われているそうだ。
ちなみにオルゴールの語源を調べてみるとオランダ語の「オルゲル」とあり、オルガンを意味するとのこと。けれどオルガンは空気を流して音を出す鍵盤楽器のことで、ぜんまいの回転の力で音を出すオルゴールとはまるで構造が異なる。
いずれにせよ、音楽を自動で再生する装置を日本ではオルゴールと呼び続けているらしい。
橋爪さんの説明の中でとても印象的だったのが、「オルゴールは人類が最初に獲得した音楽再生装置だった」ということ。今では当たり前にCD(もう古い!?)やスマホやパソコンから音楽をダウンロードしていつでもどこでも自在に音楽を再生して聞ける世の中になったけれど、出発点はオルゴールだったことを知り、オルゴールがとても愛おしく思えた。
私は子どもの頃からオルゴールの音色が大好きで、部屋の中にいくつも置いて折に触れて楽しんでいる。
いちばんお気に入りは夫の定年退職記念に会社から贈られたこのオルゴール。大好きなパッヘルベルのカノン。
もしかしてこのオルゴールは、退職した本人にではなく、本人を支えた家族、とりわけ奥さんに対しての労いの意味があったのかもしれないと、今気づいた。永守さんはなんて素敵な気遣いの方なのだろう。恐れ入りました!
話が逸れてしまったが、オルゴールギャラリーを満喫し、チャレンジしたクイズにも見事全問正解して100点満点をいただき、無事景品のポストカードを受け取ることが出来た。
青柳さんも100点で満面の笑顔。
今回はクリスマスが近いこともあり、クリスマスに因んだオルゴールの曲を何曲も聞かせていただき、ひと足早いクリスマスを楽しむことが出来た。
オルゴールの音の響きは温度と湿度がとても関係しているそうで、特に空気が乾燥しているこの時期は響がいいそうだ。「いい時期に来れましたね」と橋爪さん。
楽しくゆったりとした時間を過ごし、皆で記念写真を撮っていよいよお別れの時。全員がバスに乗り込んだことを見届けてから「私はここで失礼いたします」と平田さん。最後まで実に丁寧な方だ。朝のお迎え時から約6時間に渡り、ずっと私たちのお世話をしてくださった。本当に感謝の気持ちでいっぱいである。こうして平田さんとギャラリーの皆さまに見送られ、成しとげた母たちは一路京都駅へ。
平田さん、Nidecの皆さま、大変お世話になりました。
バスの運転手さん、送迎をありがとうございました!
ご参加の皆さま、本当にありがとうございました。そして大変お疲れ様でした!お留守番の皆さまも見守り、応援をありがとうございました!次回は是非、全員で参加出来ますように。
(追記)
新幹線の時間の都合で残念ながらオルゴールギャラリーは見学出来なかった田端さんから写メが送られて来てビックリ!なんと帰りの新幹線の中からも虹が見えたらしい。ということは、私たちは一日中ずっと虹に見守られていたということ。まさしく、永守さんの守り神様である九頭龍大社の弁財天さまのご加護だったに違いない。
翌日、九頭竜大社にご加護のお礼参りに行かれた藤本さんと青柳さん、ありがとうございました。
(ひとりごと)
「永守コレクションギャラリー」はオルゴールの展示に留まらず、手作りオルゴールのワークショップや音楽会なども開催しているようで大変興味深い。ぜひまた訪れたい。京都には寺社だけでなくこんなに素晴らしい場所があることを多くの人に知って欲しいし、訪ねて欲しいのだが、土休日は休館日、平日の月・火・木・金のみ予約で訪問可能ということなので、知る人ぞ知る名所になっていくのだろう。「モノ作りの原点」と呼ばれているオルゴール。人類の音楽再生技術の歴史に興味のある方はぜひサイトにアクセスを!
(④へつづく)
⚫️成しとげる母力プロジェクト
https://www.okaasan.net/nashitogeru-boriki/
⚫️その他の記事
https://www.okaasan.net/category/hyakumanboriki/nashitogeruboriki/
永安さん
オルゴールギャラリー、とてもてもて素晴らしかったと皆さま口々に仰っていて、本当に残念でした。
オルゴール、幼少期に自宅にもありました。半分は小物入れになっていて、半分はオルゴール、蓋を開けると音色を響かせ、バレリーナの小さな人形がくるくるまわります。飽きることなく見ていたことを思い出しました。
旦那様の退職祝いのオルゴールもさぞかし素晴らしいことでしょうね。
いつか聴かせてください。
田端さん
帰りの新幹線の写真を使わせていただきありがとうございました。行きも帰りも虹が見守ってくれたとは、天からも応援されていたということですね!
子供の頃のオルゴールのイメージはやっぱりバレリーナがクルクル踊るタイプですよね!私も大好きでした。
今回は残念でしたが次回はぜひコレクションギャラリーに行けますように。
会社からいただいたオルゴールの音も聞いていただきたいです!