くう・ねる・あそぶ…そして「だす」

息子が珍しく絵を描いたので、成長記録として日付を加えて写真をパチリ（トップ画像）。

「わたしのは撮らないの？」

と一緒にお絵描きしていた娘に聞かれたので、おまけという感じでパチリ。

正直なところ、娘の絵はたくさん見ていて、あまり珍しく感じていませんでした。

どうもその後から娘の様子がおかしく、

「お母さんはひとりでお風呂に入って、ひとりで寝てね。
遊ぼうって言っても遊ばないからね！」とブツブツ文句を言っていました。
とにかく「お母さんが悪い」ということを訴えてきました。

娘が「話したいことがある。お風呂なら話せる」ということで、ひとまず入浴。

湯船につかって、はじめの頃は
「なんだったっけなぁ～どうしようかなぁ～」なんてふざけていましたが、
次第に真剣な顔つきになりました。

そして

「どうして弟の写真は撮ったのに私のは撮らなかったの？」

と聞いてきました。
成長が感じられて貴重だったからだよ、と伝えると

「私のは貴重じゃないの？あの絵だってはじめて描いたのに」
「同じように日付を書いて撮って欲しかった」

と涙がポロポロ。

その様子を見て、あぁ今この子は”出してる”なぁと感じました。

泣かせてしまった申し訳なさがありつつ、
感情を出してくれた嬉しさもありました。
いつまでこんな風に関われるだろうという寂しさもよぎりました。

くう・ねる・あそぶ…そして「だす」。
身体もこころも、しっかり出したあとはスッキリ！
その夜、私はひとりで寝ないですみました。

翌朝、娘が新たにお絵描きしてから出かけました。

割れた心が元に戻ったと思っていいのかな。