お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

あと、1%しかない。まだ、1%ある。

映画「1%の風景」を観た。

1%の意味するものは、日本の助産所で扱う出産の割合。
99%の出産が医療機関で行われているということ。
人間がずっと昔から行なってきた自然の営みが、消えそうなんだと今更ながらに思う。

そんな私も、99%の方に入る。
この現状を知っていたら、人とは違う選択をしただろうか。
選ばなかった。正しくは、選べなかった。
出産は、一生のうちの最大の使命ではないのか?
私は当時の自分に問う。

映画では助産所や自宅で出産することを選択する4人の女性の日常と、助産師さんの仕事が淡々と映し出される。
朝日が昇って、夕方になって、また夜が来る。
今日は満月だから生まれるかもしれない。
出産直後は体力をつけないとね、と、すいとん汁を振る舞う。
なんだろう、当たり前って、なんだっけ、と思いながら、観た。

淡々と産み繋げてきた命。
胎内の神秘を感じることはお母さんにしかできない尊い体験。
あの日、何が起こってもこの子を守ると、私は、確かに思った。
忘れかけていた気持ちを大切に伝えてくれるのが助産所であり、1%の選択をした女性たちだ。

映画の中で終始聞こえていた、ドクドクという、胎児の心拍音が耳に残っている。

 

【1%の風景】

公式サイト
https://josan-movie.com/

予告編
https://youtu.be/G7R3P8zSEAI

出産の体験談を募集しています
https://regard-films.com/2023/10/03/episode/

【私が観た映画館】
横浜シネマリン
〒231-0033
横浜市中区長者町6-95
https://cinemarine.co.jp/

 

1件のコメント

この映画、岸さんに見に行かない?と誘われていたやつです!
私も助産院で一度は生んでみたかった~でも叶わなかった…
二人目が帝王切開になったというのもありますが…、勇気もなかったかも。
自分が医療者っていうのもあるのかもしれません。
1%という数字に驚きでした。

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男18歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。