先日、小1の娘と待ち合わせをした。
小学校に通うようになっても、子どもだけでの外出には不安が残る。彼女が一人で出かける先は学校だけ。 その日は月に一度、娘の好きな図書館での読み聞かせ日。当日私は仕事で都内までいかなければならず、自宅に帰宅できるのは16時前。その間、娘は校内にある放課後教室を利用することに。放課後教室をこれまでも利用してきたが下校時は迎えに行っていた。いつも通り、迎えに行った後だと16時からの読み聞かせには間に合わない…。
私: 「読み聞かせ、行きたい?」
娘:「うん、行きたい!」
仕事も済ませ、読み聞かせにも行ける方法 ★ 図書館前での待ち合わせ
娘一人、学校から図書館までの移動は勇気がいる決断ではあるけれど、ここはひとつ挑戦してみるのもいいかもしれない。 図書館は自宅から10分程度のところにあり、これまでも母娘で通いなれた場所。横断歩道も1か所あるが、車の通行量もさほど多くない。娘が一人で行ったことはないけれど、行けない場所ではない。 本人も一人で行ける!と自信満々。
「学校を3時35分に出て、おうちの前を通って、まっすぐ歩いて図書館の前で待ち合わせしよう!」と約束した。娘の心は決まり、電車が通常通り運行してくれることを願うばかり。
帰り道「(娘が)そろそろ出発する頃かな?学校からの道のりも安全に歩いてこれますように。」と娘を想う。一緒にいると煮詰まってしまう。だけれど離れて感じる「いつでもどこでも一緒にいられるわけではない」という現実。
約束の5分前、どうか無事に来てくれますようにと強く願う。こんなに緊張する待ち合わせは夫と初めて約束した日以来。 遠くから頬を真っ赤にしながら、小走り姿の娘。「走らなくて大丈夫」と声をかけると、笑顔でこちらを見つめ返してくれる。「ごめんね、学校でたのが3:36になっちゃって。だから走ってきたよ~」と笑顔で律儀に説明する娘。
梅の花咲く7年前の今頃、もうすぐ生まれてくるのだなとお腹を見つめていた。あれからの日々、娘は待ち合わせができるようにまでなった。きっと娘は今日の日を意識はしなくなるだろう。だけど私はずっと忘れない、初めての待ち合わせ。
田久保さん
おわりの3行が特にジーンとしました。はじめての日を記録に残せて、またひとつ宝物になりましたね。
これからも沢山の宝物を増やしてください。
私はお母さん大学生になってからわが子のはじめての日を記録できていますが、もっと沢山ほしかったな…と。