我が家に新聞がやってきた、その名は『読売KODOMO新聞』!
小1の娘が「どんな反応を示すかな?」とテーブルに置いてみる。絵本の時は喜び、親が声掛けをしなくとも、黙々と本に興味を示す娘。ところが新聞には無反応。せっかくの子ども向け新聞。喜んで手にしてくれるものと思っていたのに。またしても、親の期待と子どもの反応は違う現実を実感。そこで声をかけてみることに。
私「新聞来たんだよ~しかも子ども向けの新聞!読んでみない?」
娘「ふーん」
と答えるだけで興味を示さず。少し考えた後
娘「お母さん、読んで!」
そうか。私が子どもの頃は自宅に新聞があるのが当たり前。「子ども新聞」といったものはなく、一般の新聞が朝晩届くのが普通だった。両親は毎日欠かさず手に取っていたため、親に読むようにと言われなくともいつの間にか、TV欄と4コマ漫画だけは目を通すようになった。大きくなると少しずつ興味が湧く紙面も増え、難しい記事にも目を通すように。社会情勢は新聞からも感じ取っていた。
新聞と固定電話があるのが当たり前だった時代。
その当たり前が、今の我が家にはない。幼い頃から意識的に絵本の読み聞かせはしていたため、書籍は手に取るが、娘にとって新聞は見知らぬもの。新聞に距離があるのも当然と言える。大きな新聞紙を前に、どう読み進めてよいのか、そもそもどうめくっていいのかもわからない様子。まさか「新聞読んで」と言われるとは想定してなかった。全紙面読み聞かせをするパワーは残念ながらなく、娘が興味を示しそうな紙面をいくつか挙げてみた。娘が気に入った記事Top3は以下。
親子でできちゃうクッキング「ココアどら焼き」
甘いものが大好きな娘。最近では調理にも興味が出てきた。「美味しそう~一緒に作ろう!」と記事を読んでいた。
ニシキゴイの池、人気
一面の写真に心惹かれた娘。「どんなことが書かれているの?」と質問してきた。自宅にある「睡蓮」のポストカードを見せながら、岐阜にある観光名所のことを説明。
「ラッコに夢中」
「うわぁ可愛いラッコ」とこちらもやはり写真から興味を持った記事。丁寧に記事を読むというよりは写真から情報を得るといった様子が見受けられた。
一緒に読んでみると楽しそうに新聞を見つめる娘。新聞を手にする様もなかなか新鮮。一つの記事を共に読むのもいいものだなと親のこちらも嬉しくなった。
私が彼女と同じ7歳の頃。家の中では担当する手伝いがあった。時に固定電話が鳴ると、母の真似をして「はい、○○(名字)です。」と電話に出ることも。新聞もいつの間にか読むようになっていた。こうして少しずつ社会性を身に着けていたのだと気がついた。彼女が大人に向かう一歩として新聞を一緒に読み進めるのもいいかもしれない。はじめの一歩はこんな近くにあるのだと感じた春の一日。
大人は『読売中高生新聞』も興味深く読んだ。ウクライナ侵攻に関しては人道支援が困難を迎えることなども含め、厳しい現状が改めて伝わってきた。今どきの留学事情なども面白く、「自然な眉メイク法」も取り上げられていて驚いた。大人でも楽しく読める中高生新聞!
読み聞かせたら
興味が増えて、楽しんでいる姿
すごく良いなって思いました!
“はじめて”
だからこそ、慎重になっていたり
わけ分からないから
どう反応したら良いか分からない
ってこともあるんだなって知りました!
私はついつい
興味なさそう…って思うと
チャレンジしなくなるのですが
子どもと一緒に
はじめの一歩を楽しめるようになりたいです!