お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

The last day of internship at Mirai-kobou: 第II期町学 最終回

I had known for a while that my second-grade son loved his internship at the house-building company Mirai-kobou. He adored the place, the atmosphere, and the people involved in the project, but I never realized just how much it meant to him.

When I told him the day before that the next day would be our last visit, he was clearly shocked he actually became speechless, and that’s saying something because he’s usually a chatterbox. It seemed like it never occurred to him that the project would only run until March.

It took him a while to process it, but eventually, he started working on the summary he had been putting off since the first class. It was surprising to see him putting so much effort into summarizing everything he’d learned from the project.

At the final class, we were supposed to publish the newspaper, and I had been worried it would be difficult for him. He struggles with reading and writing, and he usually complains nonstop when it comes to homework, often taking a long time to finish.

But with this project, he was different: he read, wrote, and expressed his thoughts entirely on his own, without any help. I am pretty sure he had never done that before.

During the project, his dream job changed a few times. At first, he wanted to be a designer, then a carpenter, and by the end, he wanted to be the leader of house-making, especially overseeing the stoves. He’s still eager to work there.

Seeing people who are professionals and take pride in their work has made him realize that there are many more types of jobs than he could have imagined, and that everyone has a unique role to play in society.

It was a great honor to be part of this project, and I am so grateful to everyone who was involved.

All the best to everyone!

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「明日で町学最後だよ」

と前日に声をかけたとき、長男は一瞬フリーズしてしまいました。町学プロジェクトが大好きだった彼は、終わりを迎えるということが信じられない様子でした。

実は町学プロジェクト最終回の新聞作り、どういう風に取り組むのか親としては少し心配していました。読み書きに障害もあり強い苦手意識がある彼は、学校では授業のノートも中々取れず、宿題は始まる前から大ブーイング。毎回、町学の終わりに渡された宿題のまとめ用紙は白紙のまま。どうするんだろうな、と様子を見ていたところでした。

でも「どうやって書こう…」と言いながら、そのまままとめ用紙に取り組む彼をみて、親はびっくり。

 

設計では、昔は長い物差しを使ったって言ってた。リビングからお家を考えるっても言ってたな。

家を作る時は、沢山配管を繋ぐって教えてくれた。水道の水は、筑後川の水をきれいにしてから家にくるって言ってたっけ。

大工さんたちは、ノコギリであっという間に丸太を切ってた。引く時に力がいるんだよね。木の色も色々あって、すごくいい匂いだった。

薪ストーブ、楽しかったな。赤外線で暖かいって言ってたね。ピザも焼けるってすごいよね。

 

沢山のエピソードを思い出しながら、1人でまとめを書く彼をみて、涙が出そうになりました。今まではずっと誰かと相談しながらやっていたので、1人で感想、まとめに取り組むのは初めて。

未来工房で沢山の人に関わってもらって、沢山の事を教えてもらったけれど、そのひとつひとつが彼の身になっているんだな、と、そしてそれを、どうしても自分で伝えたいという彼の強い意思も感じられた出来事でした。

 

翌日、実際に新聞を作った時はひとこと、「木ってたのしい」とだけ書いていた彼でしたが、改めて大きな大きな成長を感じられたこの町学プロジェクト。

設計の回の後では、「設計士になる!」

大工さんの回の後には「大工さんになる!」

薪ストーブの回では「未来工房で薪ストーブやる!」

と未来工房の大ファンになったうちの長男です。

今でも「お父さん、やっぱり未来工房でお家作ろうよ〜」とふと思い出しては父にねだっています。

改めて、親である私自身の家や木に対する意識も大きく変えてくれたこの町学プロジェクト、関わってくださった全ての皆さまに感謝をお伝えしたいです。本当にありがとうございました!

6件のコメント

さきさん
英語の投稿素敵!!一生懸命読み上げる私に子ども達も「どうしたの?」と興味津々。
息子くんめちゃめちゃ覚えてる!!記事読みながら一緒に参加した私の方が忘れてるなとビックリしました。私は息子くんの金づちで釘を打った時と丸太を切った時のいい表情が忘れられません。
これからの夢や目標にも出会えて本当に貴重な時間を一緒に過ごさせてくれてありがとう。

私もまいちゃんと同じく、一生懸命英語で読み上げているのを子どもたちが不思議そうに見ていた(笑)。
英語、勉強させてもらいます!!

息子君、いつも目の前の出来事に真剣に向き合って、自分なりにしっかり感じたことを伝えている様子を
頼もしいなと感じながら見ています。

そして改めて、さきさんの記事で町学のよさを実感!!!共有ありがとう。
第三弾のモチベーションがあがりました!企画がんばります!

記事を読んでて
英語で読み始めたら意味がわからなくても
なにかすっと通るものがありました。気持ちの部分かしら。

改めて、日本語で書かれたのを娘たちに読んでたら、
『コウヘイ、すごい…』ってため息混じりに言ってたよ。
すごいよほんと。今日も松葉荘でのやんちゃで真剣な、たまに見せるキラキラした瞳に吸い込まれそうでした。それだけ光るモノをたくさん持ってるコウヘイさんとこれからも出会えるのが楽しみです☆

英語の投稿にびっくりしました!すごい!
息子君たくさんの学びがあったんですね。とてもよく伝わりました。
お父さん、こうなったら未来工房でおうち建てちゃおう!!笑
彼の将来の何かに結びつく気がしますね!

英語でコメントしたいけど、翻訳ソフトだよりになっちゃうから観念します(笑)
さきさんの発信に、泣けます。
まちがくに限らず、私たちが見ているのは本当に表面だけなんだなと。
子どもに家庭に、たくさんのドラマが潜んでる。
それをこうして教えてもらえることが、本当に有り難い。
これからも、色々発信して教えてくださいね(^^)

息子さんとさきさんの記事を読んで温かい気持ちになりました!
子どもの夢が膨らむ瞬間に立ち会えるって幸せなことですよね〜♡
英語でこれからも書いてください!!!
さきさんの英語で書いた母ゴコロを解釈して読めるようになりたいお母さん増えるんじゃないかな…!そして私も安達さんと同じ様に、英語で一言でもいいから返せる様になりたいなー!

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ABOUT US
福島早紀
不登校の小3の長男と年中の次男、発達凸凹の2人の息子の母です。お母さん大学と並行して、久留米市にて「ゆるっぽ」という、自分の責任で自由に遊ぶ、子どもたちのやりたい!を大事に遊べる居場所作りもしています。 内容によっては英語の方が文章を書きやすい時があり、たまに英語のまま投稿しています。