お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

雨懺悔

雨の日、というと真っ先に思い出す出来事があります。

長男が生まれて、育児休業中。
長女は当時4歳。私が仕事をしている時と同様、保育園に預けていました。

その日に限って、なぜでしょう、本当はママが家にいるのに、預けてごめんねという自責の念に駆られたのでしょうか、いつもは車なのに、歩いて迎えに行こうと思ったのです。
帰り道、一緒に歩こうと思ったのです。

ところが、いつもより早いお迎えに、娘はウキウキ。
すぐに車に乗せられることがないので、お友だちとそのまま園庭の遊具で遊び出しました。
長男を抱っこしていたので、娘を追いかけるのだけでも大変でしたが、
1時間後くらいにやっと帰路につきました。

すると、ぽつ……、ぽつ…、と雨が降ってきました。傘は持っていない。

頭の中に浮かぶのは『新生児を濡らしたくない』という感情オンリー。

「早く帰るよ!」という私に、聞いていないような娘。

「赤ちゃん、濡れて風邪ひいちゃうよ」と言っても、帰りたくない、とウロウロ。

どんどん降ってくる雨にイライラし、いうことを聞かない娘にぶちまけたのは私の怒号。

その後は怒りに任せて、娘を置き去りにするかのような早歩き。
「早くしなさい!」と急かすのみ。
家にたどり着くまでの私、カンカンで、頭から湯気が出ていたに違いありません。
せっかく歩いて迎えにきたのに。
せっかく仲良くお話ししながら帰ろうと思ったのに。

…。

お母さん大学生の皆さんの記事がアップされて、素敵な雨の日の記事を読む度に、

なんで一緒に「雨降ってきちゃったね〜」「濡れちゃうね〜」「きゃ〜〜♡」っと、できなかったのかと、思っています。

ちょっとくらい濡れたって、温かいお風呂に入ればよかっただけのことです。

今ならわかるけど、あの頃、大人の都合だけで子育てをしていた私の懺悔。

ごめんね、りーちゃん。

雨の日に出かけたことなど一回もなく。
たった一枚、必死で探した雨らしい(雨ではないけど)写真は
コストコで欲しいと言われた1000円のレインコート。よく見ると値札ついてる。
それだって、結局一回も着せたことがなく。

 

4件のコメント

泣きました…
めちゃくちゃわかる。
新生児抱っこしていたら、私も同じことをしたと思います!!
雨散歩の記事書いたけど、、いつもダメ!と、言いまくってたんです。
あーあ。濡れちゃった!どーするの?の嫌なセリフももれなくセットでした。

もし!その頃に戻れるなら、新生児ちゃん抱っこしてお風呂沸かして待ってるから!と飛んでいく!!!
え?カッパ着るの?
植地さん!ビキニ着たら濡れる範囲少なくて、洗濯物も減らせるし、お風呂もすぐ入りやすいよ?と、にやにや冗談もセットで言いに行くのになー♡

りーちゃんの可愛いカッパ姿と、大切な気持ちを読ませてくれて、ありがとうございます。

植地さんの懺悔の母ゴコロもまた素敵です。
新生児いたらそう思うー!!
この記事を娘さんに見せたらどうでしょう〜

みなさんの記事も素敵ですよね!
私も雨散歩なんて楽しくできたのも、お母さん大学の入ってこれのネタだ!と思えたからこそ!

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。