お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子育ての良いとこ取り~ナニーさんという選択~

5歳男児&生後約2か月ベビーの子育て@アブダビ、
実は毎日ナニーさんのお世話になっている。

UAEに限らず、日本国外ではナニーさんを雇っている家庭が珍しくない。
外を歩けば、小さな子供を連れているナニーさんを沢山見かけるし
(子供1人につきナニーさん1人という体制だってある)、
息子の園でもUAE国民の生徒のお迎えは、
親でなくナニーさんが来ているケースの方が多いほど。

SNSのローカルグループをのぞけば、求人と雇い先募集の投稿があふれかえっている。
とは言え日本人家庭では、ナニー文化にあまり馴染みがないこともあるのか、
駐在家庭でもあまり経験者を見かけない。

我が家はパパの仕事が忙しいのもあり、下の子の妊娠が分かってから
ナニーさんの手を借りてみようかと本格的に検討を始めた。

親族が近くにいない環境で、物理的に誰かの手の必要性を感じたこともあるが
せっかくの駐在生活、海外らしい文化を体験してみたいという好奇心もあった。

そして、臨月を迎えた4月半ばから、平日の9時~5時というフルコースで
フィリピン人女性のナニーさんに来てもらうことに。

家の中に家族以外の人がずっといることがストレスにならないか、
育児をどこまで任せられるのか、上の子が懐くかなど不安はあったが
結論から言うと、この選択は正解だったと思っている。

まず平日はほとんど料理をしなくなった。
日本式の唐揚げやカレーの作り方を伝えてみたり、
フィリピンやエジプトの料理を作ってもらったりで、食卓はお任せ。

夕飯調理を託して息子とたっぷり遊ぶ

洗濯を干すのも畳むのもアイロンも、
授乳したり幼稚園から帰宅した息子と遊んだりしているうちに終わっている。

息子の幼稚園の送迎も、灼熱の屋外にベビーを連れていく必要がなく
おうちでナニーさんに見ていてもらい、
帰りにスーパーでささっとお買い物もできる。

3時間ほどお留守番を任せ、上の子と「ママひとりじめデート」に出かけたこともある。
最初はこんなに小さいうちから、わざわざ離れる時間を作らなくても…
という迷いもあったし、今もその気持ちがないわけではない。

専業主婦で、家事以外のマストな仕事がある訳でもない。
ナニーさんがいないならいないで、日本の他のママがやっているように
きっと何かしら解決策を見つけて2人育児を乗り切るのだと思う。

でも、ベビーの体調に気をとられずに上の子にかまえる時間、
炊事や洗濯のことを全く考えずに、ただただのんびりベビーを眺める時間が
確実に今の私を助けてくれている。

おうち時間が多くなりがちな新生児期に
ナニーさんとおしゃべりすることで
ベビーのちょっとした成長や困りごとを共有できるのもありがたかった。

私にとってはプラスに働いているこのライフスタイル、
家事の外注?子育ての負担分割?
…なんと呼ぶのが適当なのだろうと考えた時
これは「子育ての良いとこ取り」だと思った。

生活をまわしていくのに伴う色んな作業を誰かに任せて
子どもとの「母時間」を最優先する。

ベビーがなかなか泣きやまなくても寝なくても、
次の家事を気にせずのんびり抱っこ(肩こりばかりはどうしようもないが)。
べビーの抱っこをナニーさんに任せて、息子のプラレール遊びにしっかり付き合う。

「ちょっと待って」「今は無理なのごめん」が少なくなった生活は
なんだか「良いとこ取り」すぎて最初は気が引けるくらいだった。

ただ、この環境はどこでも誰にでも手に入るものでないのも現実。
我が家にとっても、駐在生活ゆえのちょっぴり贅沢な選択だ。

できることなら、日本でもこういう選択がもっと気軽にできる世の中になると良いなと思う。
子どものためだけの時間がほしい、子守りを少し任せてゆっくり料理がしたい、
それぞれの願いを聞き入れて、
お母さんが自分なりの「子育ての良いとこ取り」をできるようになれば
少子化だって少しは解決に向かうと思いませんか?小池さん、蓮舫さん。笑

臨月は戦いごっこも外注しました

 

2件のコメント

ステキ過ぎる!!頼れる存在がいることで、お母さんにも子供にもプラスがたくさんですね。
こういうことですよね。少子化対策(^^)
なんでもできるスーパーナニーさんスゴイ。

わー!すてき!!!
勇気もいっただろうに、チャレンジしたからこその良い結果!!
そして、ちゃんとぺんをもつ!
さすが蘭ちゃん(^ ^)
素敵なナニーさんに出会えて良かったね!!

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ABOUT US
杉本 蘭
2019年、30歳で息子を出産。 京都出身。横浜→東京暮らしを経て、 現在は夫の駐在に帯同しUAEにて子育てライフ満喫中です。