『みどりのゆび』
その本を初めて手にしたのは、大学生の頃だったろうか。
少年チトの魅力に取り憑かれ、当時お付き合いしていた方に、「読んで」とプレゼントしたのも懐かしい。
当時の私にとっては素敵なファンタジーの世界だったけど、本のタイトルを見たその人は「なんだ?ホラーか?」みたいに言っていてちょっとショックだった(笑)
長男が小5の頃だったか、学校で読み聞かせボランティアをしていた時、この物語の一部を抜粋して読んだところ、同級生の子たちが「全部読みたいので貸してください」と言ってきて、かなりカビ臭くなっていたその本はしばらくの間クラスの中で回し読みされていたっけ。
お母さん大学の仲間にも、ニックネームが「チト」さんという方がらして、お会いした時に「もしかして『みどりのゆび』のチトですか?」と尋ねたところ、そうだとのこと。その名の通り魅力的な方だったなぁ。
その懐かしい本が、お母さん業界新聞で取り上げられていて、また読んでみたくなった。私の持っていたハードカバーは、荷物を置いていた元夫の実家が火事になってしまい、もう手に取ることはできない。
とても魅力的な愛蔵版に生まれ変わっているようだけれど、ムスターシュおじいさんにギョッとして思わず二度見してしまうような表紙の「みどりのゆび」(やっぱりホラーか?笑)、あの本はもう手に入らないのか?少し悲しい気持ちになったけど、それが新書版なら手に入るとのことで取り寄せた。
懐かしいこの表紙。胸がジーンとする。昔の恋の思い出と相まって(笑)
今日はフラのレッスンもお休みなので、チトと一緒にゆっくり過ごそうと思う。
「みどりのゆび」まだ、読んだことがないです。表紙は、学校の図書館で見たことがあるような気がするのですが。
秋の夜長に読んでみたいです(^.^)
高木さん、
素敵なお話です。
ぜひ読んでみてくださいね!