お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

似てない2人

「親子で似ていると思うところ」という9月号に向けての宿題があった。
もう何年も離れて暮らしていていると、似てるところなんてあったかなあ?と思い浮かばぬまま、宿題は出せなかった。
姿かたちでいえば長男は親と言うよりは父方のおじいちゃん似、二男はおばあちゃん似と、2人とも父方の血を受け継いだようだ。

同じ親から産まれたのに、長男と二男は全然似ておらず、小さい頃2人を連れて歩いていると「2卵生の双子ちゃんですか?」とか「あら、お友だちと一緒なの?」と声をかけられたものだった。

横浜から引っ越すことになったとき、どうにかして横浜に留まりたい私を、理路整然と説明し、今どうすべきか説得したのは長男だった。ノートに問題点を書き出して、ひとつひとつチェックしてた。こういうところ、元夫によく似てると思う。一方で、精神面で寄り添ってくれたのは二男。これは私に…と言いたいところだが、こういう優しい一面を元夫は持っていた。やっぱり2人とも父親の血を強く受け継いでいる。

趣味も好みも違って、一緒に行動することなどなかった2人だけど、今2人は、元夫のために協力してくれている。私にとってはもう縁のない人だけれど、2人にとっては血の繋がった親だものね。
申し訳ない気持ちとともに、成長した息子たちが頼もしいとも思う。
似てない2人、でもおんなじに大切な私の息子たち。