お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

8月20日松葉荘だより:ボディーパーカッションと松葉荘の力

今日はボディーパーカッションの日。ボディーパーカッションの権威、ヤマちゃん先生が松葉荘に来てくださいました。私も息子二人も初体験。どんなことをするんだろう?とわくわく。ただ、音楽と手拍子が鳴り始めた瞬間、二人とも「ムリ、、、」と耳を塞いでしまった。

しまった、この音ダメだったのか!

ここで有難いのが、「大丈夫?」「いいんだよ」「気にしないで」と声をかけて、騒ぐ息子たちをそっとしておいてくださる先生や松葉荘の方々の存在。散歩で気持ちを切り替えて帰ってきたら、楽しそうに手拍子を打つ大人たちの姿に感化されたらしい。警戒心は解かないまま、ほんとにちょっとずつ、近付いてきた。

聴覚過敏を持つ息子たち。何がトリガー音なのか、まだ本人も親も手探り状態で、こうやって急にパニック状態になったりする。どうしても周りも本人もネガティブな気持ちになりがちだけれど、温かい言葉がけをして貰ったり、本人のペースに合わせて貰うと、もう一度「チャレンジしてみようかな?」という気持ちが湧いてくる様子。

最後はヤマちゃん先生の巧みなリードにノせられ、二人とも爆笑しながらリズムにのっている姿を見て、心からホッとした。

“ムリ”を乗り越え、楽しいことが増えるこういう経験が、いずれ彼らを助けてくれると私は信じている。いつもあたたかい松葉荘の皆さんの力で、こういう素敵な経験ができるのは本当に有難いです。

 

午後からは「無染土い草の畳キット作ってみませんか?」とお誘い頂き、畳のいい匂いに釣られた5歳の年中さん2人と、大人の手のひらサイズの畳を作りました。

真剣に工程を辿る5歳児たち(大人も)。

思い切りよく、次の工程を読みながらサクサク進める。慎重に、集中して丁寧に進める。それぞれの性格の違いも見えたけど、楽しいのはどちらも同じ。ほんの1時間ほどで、あっという間にできあがり!

それにしても、無染土の畳、恥ずかしながら初めて知りました。一般的には泥で染めたい草を畳にすることが多いそうで、その畳も国産のものは数をかなり減らしているのだそう。いいものはずっと残しておいてほしいけれど、中々ままならない現実がみえました。

さて、畳の匂いにうっとりとしていた5歳の次男は、家に帰るなり畳を手に寝室に直行。いい匂いなので枕にするんだと言っていたが、試したら固かったらしい。今ふと見たら、彼が大事にしているぬいぐるみの枕になっていた。

改めて、一日でこんな沢山新しい経験ができるなんて、松葉荘ってすごいなあ、と思う火曜日です。

3件のコメント

盛りだくさんの日でしたね。ボディパーカッションも畳づくりも一緒に楽しめてよかった!

さきちゃんの記事はとっても丁寧に描写が書かれていて、伝わりやすいなーといつも勉強させてもらっています。

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ABOUT US
福島早紀
小3と年中の2人の息子の母です。お母さん大学と並行して「ゆるっぽ」というグループで外遊びを通じて子どものやりたいを応援する活動もしています。 内容によっては英語の方が文章を書きやすい時があり、たまに英語のまま投稿しています。