お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

デグーのでぐみちゃん

我が家は最近まで「デグー」というげっ歯類のネズミ?を飼っていました。

結婚したとき既に夫が飼っていたペットで、お世話は全て夫がし、私は愛でるだけの担当でした。

夫は以前ハムスターを飼っていましたが、寿命が短く亡くなるたびに悲しくなるため寿命が長い小動物が飼いたいと思い、デグーにたどり着いたそうです。

ハムスターが2・3年なのに対し、デグーの寿命は5~8年です。

飼っている間に結婚し、子どもが生まれ、家族としての時間をたくさん過ごしてきました。

息子にとっては生まれたときから家にいるデグー。

デグーとのふれあいを思い出すと、最初は力加減がわからず「ダメダメー!」と息子を制止していたことが懐かしいです。本気で噛まれるとかなり痛いのですが、デグーもすでにおばあちゃんになっていたので、息子がまだ赤ちゃんであることをわかっているような仕草で手加減してあげているところがまた微笑ましかったです。

そのうち息子もふれあい方に慣れてきて、デグーがケージから脱走した際は一緒に探してくれました。可愛いおしりをフリフリしながらソファの下を覗いているところを見ては夫婦二人で和んだ幸せな思い出です。

餌やりを夫と息子で一緒にする習慣がついた頃、寿命がきてしまい亡くなってしまいました。息子にとっては初めてのリアルな「死」との直面。最初はわかっていないようでしたが、冷たくなったデグーの体を撫でてお別れをし、近くの桜の木の下に埋めに行きました。

親としてもデグーが死んでしまったことの説明の難しさを感じました。

家族三人で手を合わせて、お別れをしました。

あれから半年以上経ちますが、息子はいまだにデグーの話をしてくれます。

いつまでもあのときの気持ちを思い出してもらえるように、写真を見返しながら振り返る時間を大切にしていきたいと思っています。