この本は、子どもの頃、母が古本市で買って読んでくれた思い出の絵本。
自分と登場人物(動物?)に2つの共通点があり、「私のための絵本だ!」と当時思っていたのを覚えている。
共通点1つ目は主人公の名前が「さっちゃん」という点。
2つ目は、オオカミの子のお母さんが死んでしまっていないこと。私の場合はお父さんだったけど、さっちゃんにもオオカミの子にも自分を重ねて、最後にはいつも、寂しいけれど暖かな気持ちになった。
娘にも気に入ってもらえたらと、約1年、図書館で借りて置いておいて返してまた数週間後借りて…を繰り返してきた。
ようやく最近読んでほしいと持ってくるように。
娘は完全にさっちゃんになりきっていて、動物たちが近づこうとする描写があれば「ちがーう!」「ダメ!」と制止。
まだ、オオカミの子にお母さんがいない場面はきょとんとしているので、少しずつ変わるだろう反応を楽しみにしている。
この絵本は長くつきあえそうだ。
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