お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ドンガラ ガッシャーン

それはもう、この世の終わりではないかと言うほどに恐ろしいものが我が家に落ちた。

それは、初めての本気のパパの雷⚡︎

あまりにも態度が悪い息子にパパの雷が落ちたのだ。

息子の胸ぐらを掴み、「いい加減にしろよ!」と何度も言うパパ。

息子は、最初こそびっくりした顔をしたが、それが本気と分かり、すぐに号泣し始めた。

息子に激怒していた私だったのに、あんなにも怖いパパに叱られている息子を見たら泣きそうになり、そして、全てを見ていた繊細な娘がポロポロ泣き出した。

 

ことのはじめはオムレツ。子ども達の好物だ。

お腹を空かせた息子に一番に食べさせようと思って作ったオムレツの卵が少し破けてしまった。

それを息子が「こんなの食べれない!作り直して!」

と言うもんだから、仕方ないなと新しいオムレツを作った。今度は成功!

のはずが、息子がケチャップをかけ、伸ばしているときに、またしても卵が破れた。

「こんなの食べれない!作り直して」と息子。

「いやいや、食べたら卵は破れるし、今のは自分で破いたでしょ?もうみんなお腹も空いてるし、食べよう!」と私(だってもう具は全部包んじゃったし)。

何度言っても聞かないため、私も不機嫌になりながらもう一度オムレツを作る提案をした。

そしたら息子は、「もういいよ!」となぜか逆ギレ、ものすごい勢いで食べ始めた。

そしたら今度は、息子のすぐ後ろにある飲み物を注げと言ってきた。

言い方が気に食わない私は、「さっき飲み物いるか聞いたよね?その時は無視したよね。自分で注いだら?」いじわるな母を出してしまった。

すると息子が怒り始め、飲み物を注ごうとしない私にケチャップのついた箸を私に投げつけた。

私は激怒。でも母の怒りなんていつものことだから気にしない息子。

すると、二度目の箸投げ。

とうとう夫の堪忍袋の尾が切れたのだった。

 

何でかなぁ。あんなに可愛かった息子が「お前注げよ」なんて。どこかで育て方を間違ったのかな。私が悪かったのかな。

完全にブチ切れたパパは頭を冷やしに?外へ出て行った。大泣きの息子とシクシク泣く娘の2人を抱きしめて、パパの想いを伝えてみた。

しばらくして戻って来たパパに息子は「ごめんなさい」と謝ったのだけど、パパは「それはママにいう言葉だろ」と、また怒った。

息子はまた私のところへ来て、抱っこして号泣。

「はぁ」

うまくいかない。

 

その後は「はい、分かりました」と素早く寝る準備をする子ども達。いつもはケンカばかりなのに、いつの間にか、仲良くしてるし。

同じ敵を見つけると、急に仲間になる、みたいな感じかな。

なんかいつもの感じに戻ってるし。

気持ちの切り替えができないのは親の方でした。

はぁーもう当分オムレツは作りたくないなぁ。

そんな金曜日の夜でした。

1件のコメント

何事が起きたかとドキドキしながら読み進め、
後半、姉と弟が仲良くするあたり、むふふとなって
最後にもう一度アイキャッチの写真を見返して、今度は声に出して、ふふふ、と。
家を飛び出して戻ってきたパパが、素直になれないあたりも、わかるな。
菅野さんも母として毎日たたかっているんだな。
でも、この写真おさめるあたり、MJとしてはなかなかだぞ。
そう思ったしだいです。

コメントを残す

ABOUT US
菅野朋子
福岡育ち横浜在住、4歳2歳の姉弟の母です。 人生楽しんだもん勝ち!お母さんを楽しみたい!子どもたちには愛されていることを感じて育ってほしい。子どもたちの今を少しずつ記録していきたいと思っています。