今日は母の命日。
昨日のことだがお墓参りに行ってきた。
実家はすでに人手にわたり、
ほんとうにお墓参りするだけの帰省。
実家のお墓は交通の便が悪いところにあるので、
最寄り駅からタクシーに乗り、
そのまま待ってもらう間の慌ただしいお参り。
離れ離れだったお父さんとようやく一緒になれて
ふたり仲良くしているかな?
なんて話しかけながら手を合わせる。
片付けを済ませて帰り際、
ふと口から出た「ありがとう」
あれ?なんでありがとうなんだろ…
そう思いながら「すみませーん」と
待ってもらっていたタクシーに乗り込む。
結婚して家を出るとき。
ちゃんと言えなかったな、お礼の言葉。
そんなことを思い巡らせながら帰途に着く。
帰りの新幹線の中で、
母ととても仲良かった叔母から、
お供えの花が届いたと、弟から連絡が入る。
「よく家に遊びに行ったこと思い出してます」
とメッセージが添えられていたそうだ。
寂しさがこみあげる。今さらだけど。
最後に聞いた母の言葉も「寂しいね」だった。
寂しいけれど仕方ない、と弟が言ってきた。
春先に実家の玄関先に咲く梅の花。
次の住み手の方はこの木もたいせつにしてくれるかな。
佐藤さんのご実家は、もう、別の方が住まれてるのですね。
うちの実家も、もう誰も住んでなくて、いずれ売りに出すことになるのかなぁとも思います。
次の住み手の方への思い、まだ、現実にはなっていませんが、通じる思いが私の中にもあります。
高木さん、ありがとうございます。
少しばかり感傷的になっていました。
ひと区切りしたので、
しっかり前を向いて行こうと思います。