お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

働きがいはここにあった

帰り道にごほうびのおさるパン

娘が、学校の宿泊学習に出かけました。

今回が2度目となりました。

1年生の時とは違い、今回は行き先も県外な上に2泊3日。

あんまり子どもの不安感を引き出さないように、そして私たちも不安にならないように(笑)、楽しみになるよう話しかける直前の数日間でした。

 

いつもの相棒、おサルは持ち込めません。

学校行事なので。(笑)

 

 

お天気にも恵まれ、無事に出発を見届けたのち、私も夫も仕事へ。

 

勤務を終えて、さぁ帰ろうと自転車をこぎ出したら、

いつも学童へ迎えに行く方へハンドルを切りそうになって

「あ、違う。今日は帰っていいんだ」と、家路に向かいました。

 

 

その瞬間、何かが私の肩から降りたような感覚に。

私1人の帰り道に、大きな責任がないことを感じた感覚でした。

 

そして、

「あぁ、なんか私って…あの子がいるから働けるんだな」

そんなことが頭に浮かびました。

 

「宿題やったかな」

「明日のために早く寝かせよう」

色んな事を思いながら、働く私から母な私に変わるとき。

それが学童へ迎えに行くとき。

 

時折重たく感じられる、そんな母親としての責任も、

それがあるから、働くことと生活とのメリハリや切り替えになっていて、私を、社会人にしてくれていたんだと思いました。

手放したときに、初めて分かる感覚。

 

仕事の楽しさも、働くことのやりがいも

自分から溢れるものだけではありませんでした。

子育てしながら働くということは、やっぱり自分だけのものじゃない。

娘という、私の帰りを待っているその子がいることが

働く私の励み。

 

そして一緒に帰れる帰り道が、私の働きがいなのかもしれません。

 

2泊3日の宿泊学習を無事に終え

「泣かなかったよ」と話す、娘。

その成長を見て、泣いていたのはお母さんの方です。