お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

行きつけのサンドイッチ屋さん

当時小1の長男が不登校になった一昨年秋、彼を何とか外に連れ出そうと通い始めたのが、子どもの足で徒歩20分の場所にあるサンドイッチ屋さんだった。ビルの隙間にあって不思議に明るいお店に立つのは、決まってオシャレなおじさんがおひとり。昼前には完売し店仕舞いとなるこの店に、多い時は週3回ほど通ったと思う。

平日の居場所が増えるにつれ、お店を訪れることがめっきり減って先日、久々に伺ったときのこと。入ってすぐ、「あれ?大きくなったねえ!」と、おじさんが長男に声をかけてくれた。初めてのことだ。「随分落ち着いた、かっこいいお兄さんになって!」「おじさん、嬉しいからサービスしちゃおう!」。ニコニコのおじさんにジュースをおまけして貰い、長男は嬉しそうな様子。そして私はというと、ただただびっくり。

お得意様という訳でもない、大勢来る客の内の1組。顔見知りと呼べるほどでもなく、世間話すらしたことがない。でもそんな私たちを、平日の午前中に来る小学生の子を、実はずっと気にかけてくれていたのだろうか。通い始めた当初はきっと、いろいろと模索中で硬い表情だった私たち。その時は敢えて何も声を掛けず、そっと迎えてくれていたのかもしれない。成長を喜んでくれる人が、ここにもいる。色んな人に支えられている。そう思えて、有り難くて嬉しくて、帰り道泣きそうになった。

ちょうど良い写真がなくて、アイキャッチは次男。ちなみに、自分もお話ししたい!あわよくばおまけもして貰いたい!と後日行った次男は覚えられておらず(そりゃそうだ、来店回数が少ないもん)、お店を出てガッカリしていたが。我が家の、行きつけのお店。これを書いたらまた行きたくなってきた。明日のお昼、サンドイッチにしようかな。

4件のコメント

さきちゃん
さきちゃんに教えてもらって我が子も大好きになったサンドイッチ屋さん。
あのクールなおじちゃんが…とビックリ!!
嬉しいねー!!見守ってくれてる人がいるのが本当に嬉しいよね。これが新聞に載ったら、おじちゃんに持って行きたくなっちゃう。そしてこの記事でお店をもっと大好きになった!!さきちゃん教えてくれてありがとー!!

うれしすぎますねーー!!♡
子どものとき、身近な人よりこういう大人に褒められるのすごくうれしかったこと思い出しました。
絶対二月号に載せてもらって、新聞持っていきたいですね!そしたら写真に載ってる次男くんも覚えてもらえるかも♡笑

さきちゃん。
あぁ。
わかる。
泣きそうになるよね。
周りって多分わたしたちが思っているより優しい。
気付くか気付かないか、なのかも。
気付けて良かったね。
わたしも絶対行く!いつかサンドイッチ屋さん教えてほしいです!

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ABOUT US
福島早紀
不登校の小3の長男と年中の次男、発達凸凹の2人の息子の母です。お母さん大学と並行して、久留米市にて「ゆるっぽ」という、自分の責任で自由に遊ぶ、子どもたちのやりたい!を大事に遊べる居場所作りもしています。 内容によっては英語の方が文章を書きやすい時があり、たまに英語のまま投稿しています。