お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

理想の放課後

ある日の学童からの帰り道、娘がこう言った。

娘「今度、学童にいる間、空見てようかな」

私「ふぅん、いいね。」

「それで指導員さんに、

ヒマ?って聞かれたら、

『ううんヒマじゃない。空見てるの』

って言おう。

空が気になるんだよね。

どうやって夕焼けになっていくのかとか、ずっと見てたいんだ」

 

2年生の頭の中は、

私にとって、とても豊かな放課後構想で溢れていた。

私も、そんな放課後を、

娘には過ごしていてほしい。

「何にもない日を大切にしよう」と誓って

本当になんの“映え要素”もない過ごし方ばかりしてきた幼児期が、

ここに良い形で表れてくれた気がする。

私は車も運転できないし、

誰かに自慢できるようなきらめく場所には全然行かなかったけど、

娘が、自然の中や何もない場所に魅力を感じてくれることを大切にしたい。

ヒマを楽しめる力が、きっと娘にはついている。いや、彼女にはヒマなんてないんだ、きっと。

戻れるなら、私も子どもに戻って、一緒にそんな放課後を過ごしたい。

今からでもできるっていうのは確かにそうなんだけど、私は時々思うのだ。

この子が、私の子ども時代の友だちだったら良かったのにな、と。

雲をながめるために空を見上げていた子ども時代へと、私も戻りたくなる。冬空と母ゴコロ。

6件のコメント

吉村お母さんが、子ども時代に戻って

娘と友だちになったら、きっと、ふたりで盛り上がっていると思う。

二人で、空を見上げながら、いつまでも、いつまでも。

クスクス笑いながら…。

そんな気がしました。

そして夕方のチャイムがいつの間に鳴って
2人で慌てて帰るんだろうな~(笑)
いつまでもいつまでも、そんな日の思い出が糧になっていくんでしょうね(*^^*)
今の私たちも、そんな感じです。

昔、ワーキングホリデーでニュージーランドに住んでいた頃、ひたすら何もせず海を眺めて過ごしている時がありました。
ただただ、波をボーっと見ている。
白いところ、青いところ、湧き出る泡、飛び交う鳥…
ヒマだったのか?
いや、「自分の人生にこんなに贅沢な時間はこの先無いだろうな」と思って、ひたすらボーっとしていたんだけど、帰国して仕事につき、母になりやっぱり1人でボーっと過ごせる時間はちっとも無くて、あの時の時間はまさに宝物。
今の息子たちはスマホばかりで、何もしないでいられない。私も同じで、何もせずボーっとなんて過ごせなくなってきている。
でも、頭を空っぽにして自然の中に身を置き、五感をフルにできる時間があれば、その後はグーンと身体も心も膨らんで大きくなりそう。
子どもの時期にこそ大切な時間。
私も見習って、何もしないで空を見たくなりました!

素敵なエピソード!
ただただ海を見る時間、自分に還る時間になったはずですよね、
そうなんですよね。これから先に自分と向き合うことが必要になる時、この時間を、この感覚を思い出してほしいです。五感をフル活動させる自分を経験していてほしいです。
大人も、もっと空を眺めたいですね(*^^*)

優さん
今年も本格始動ですよね。毎日の子どもたちの放課後、「どうやったら大切に、そして豊かに過ごせるだろう」といつも思いながら過ごしています。そんな気持ちを改めて意識させてくれた素敵な記事♡

長い授業を終えた後、ホッと一息つきたいですよね。「ぼーっとする時間」「空を見上げる時間」大切に育んで行きたいですよね。

「私の子ども時代の友だちだったら良かったのにな」ほんとほんと、そう思います。意識的に子どもの気分になって過ごす時間を確保してみます!

小学生の頃、懸命にくだらないことをしていた私にも
この事から拍手を送りたくなりました。(笑)
あぶなくて、ばかばかしくて、くだらないことができるのが、この時期の子どもの特権と教わって、
まさにそんな事にものすごい価値があると、感じています(*^^*)
子どもの頃友だちだったら…思いますか!うれしい!

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ABOUT US
吉村優
◇MJプロ ◇神奈川県横須賀市在住  ◇2016年生まれ 1人娘 ◇わたし版「pokke版」 ◇夫は10歳年上 ◇学童保育指導員  ◇『お母さんのことはお母さんに聞こう』が私のお母さん大学キャッチフレーズ  ◇「母時間ラジオ」パーソナリティ