2025年のおせち料理から
祖母の料理がなくなった。
おせち料理作りを卒業した祖母。
2026年は祖母の分も料理をしよう
と誓った元旦。
嫁いで2年目から毎年大晦日。
手伝ったことのなかったおせち料理作りを
実家でしている。
当たり前だと思っていた手作りおせち料理が
主人の家では当たり前ではなかった。
思い返してもれば、同居の祖母もおせち料理を作っていなかった。
母が田作りと栗きんとんを作り
祖母のうちに持っていく。
祖母のうちから筑前煮と昆布締め
そして私の大好きな椎茸の煮物を
もらってくる。
それが我が家の当たり前だった。
おせち料理は母が祖母から受け継いだ伝統。
私が「前田」家の娘として生きてきた証。
今、母と一緒に
田作りと栗きんとんを作っているのは
私が、母から受け継いだ我が家の伝統を
「山本」家の伝統として繋いでいくため。
おせち料理は家族を繋ぎ
私の生きてきた証を守る伝統。
今年のおせち料理は
祖母の筑前煮と昆布締めがない。
その代わり
「煮物は苦手だから…と作らない」
と宣言をしていた母が作った筑前煮があった。
驚いたと同時に母らしいとも思った。
私は母が料理をしていることが好きだ。
母の料理も好きだ。
母と料理は切っても切り離せないなと感じる。
母も祖母に対して同じ思いだったのだろうか。
料理に対して興味を持てずに
食べられればそれで良いと思っていた私が
最近、料理を作っているときに
なんとも言えない
充実感を感じるようになっている。
母にならなかったら
一生味わえなかったかもしれない感覚。
おせち料理から知った、私が母になった証。
「筑前煮、椎茸入れてないからね!」
と母に笑顔で言われた時には
”私のおせちの楽しみがひとつ減った”
と感じてしまった。
母はどんな時でも
私たちの好きなものを優先してくれていた。
でも唯一、母が作ってくれなかったのは
「椎茸料理」
私は椎茸が大好物だったので
祖母が作った
”椎茸の煮物””おせちの筑前煮”を母がもらってきて、食べられる時が本当に幸せだった。
私の椎茸への愛は祖母がくれた。
だから来年は
私が筑前煮は作って、持っていこうと思う。
もちろん、椎茸を入れて。
山本さん
"おせち料理は家族を繋ぎ
私の生きてきた証を守る伝統"
“おせち料理から知った、私が母になった証"
ジーンとしました。
わが家のおせち料理はお重に詰めないタイプです。元旦の朝に盛り付けます。
山本さん家は、ピクニックおせちなんですね!
お子さん達の表情がたまらないですね。
山本さん、お母さんもかわいいですね♡
私も今年は帰省しなかったのですが、母のお煮しめとか、いつもは購入しちゃうのですが、お節もなくて寂しかったし、実家の近くのお肉屋さんの人参するめとか、食べたいもの何も食べてない!(笑)
料理は大事よね。
私も手抜き専門、料理なんて好きじゃないんだけど、
やっぱり温かいものを食べてもらいたいし、好きなものならたくさん食べてもらいたいという思いはあります。
すごく素敵だなと思いながら読ませてもらいました。
こうして家族の歴史が刻まれていくんだなと。
私も実家の母が料理上手なのでそれに甘えてしまっていて、、、大したことはできず反省です。
大きなおせちはつくらない義理の母ですが、
2日目は必ず出世するようにと鰤の煮物を出してくれます。
それはちゃんと引き継いでいきたいなと山本さんの記事を読んで思いました。
ありがとうございます(^^)/