2025年1月24日、お母さん業界新聞社の企業説明会が開催されました。
企業説明会、なので、お母さん業界とタッグを組みたい企業に向けて、お母さん業界新聞社がやってきたこと、新しい子育て支援のこと、お母さんの心、を伝えるのが目的だったのだと思いますが、
そこは、さすがのお母さん業界新聞社。
いきなり想定外のスタートとなりました。
サプライズゲスト、定年後ヒーロー!
実は、お母さん業界新聞2月号の特集になっているのでネタバレですが、
「定年後ヒーロー」(発行:みらいパブリッシング 1650円)の著者、萩原孝一さんがスペシャルゲストで来てくださいました。
なんと、直前にスケジュール調整してくださり、来とら(とらんたんに来ること)が叶ったのですが、限られた時間、なんと30分!
多忙な萩原さんです。
そして、きっとその場にいた方、みなさん、もしかしたら萩原さんのことご存知ない方もいたと思います。
しかし!
マイクが萩原さんに渡ったその瞬間から、私たちは萩原さんの言葉に引き込まれていくのです。
国際連合で27年間、アフリカの産業起こしを仕事にしていた方。
その仕事は、「費用対効果」を中心としたプロジェクトだそうで、とにかく数字。
そうなると、例えば数値に表すことのできない、アフリカの方たちの死生観とか、想いにはコンタクトできない、もどかしさを感じていたとのこと。
そのキャリアを終え、残りの人生、自分に何ができるかと考えたときに、
自分が生きている間は、第3次世界大戦を見たくないという自分勝手な気持ちになったとのこと。
それは、日本が激動の時代を迎えているからこそ。
人類の恒久平和の旗頭になる、というのがそもそもの国際連合の目的なはずなのに、
今の国際連合の姿に絶望しませんか?という問いかけに、
参加していた方は、何を思ったでしょうか。
…とにかく30分間、萩原さんの一言一句逃すまいと過ごした時間でした。
話し終えたとき、私には、萩原さんがウルトラマンに見えました。
直前に藤本さんがウルトラセブンの話をしていたからかもしれませんが、
本当にヒーローに見えたのです。
大きな窓を背に、逆光だったから?
いや、萩原さんの放つ宇宙の光が見えたのです。
やばい、私も宇宙人かもしれない。っていうか、宇宙人なんじゃん!と。
お時間終わって萩原さんの胸のタイマーがピコピコしていましたが、
追いかけて、写真を撮らせていただきました。
めちゃくちゃかっこよかったです。
そして、今度また、お母さん大学でお話を聞ける日が来るといいなと、
みんなにも聞いてもらいたいなと、思っています。
満を持しての登場、おなか元気グループ、白仁田社長!
この日の企業説明会、メインコンテンツは福岡県久留米市より駆けつけてくれました、
白仁田裕二さんの講演です。
おそらく用意してくださっていた話は、
ちっご(福岡支局)でのお母さん大学生池田彩との出会いや、
10年間のこれまでの活動について。
ところが、白仁田さんから発せられた言葉は、宇宙の物理学の話でした。
大宇宙であるマクロコスモスと、自分自身の中にあるミクロコスモス。
そしてそれを実際に仕事に落とし込むのに大切なのがドラッカーである、と。
度肝を抜かれました。繋がっていたのです、萩原さんの話から、白仁田さんの話に。
自分の心の状態が環境を引き寄せる。
自分の心のあり方が、戦争を引き起こすかもしれないし、戦争を止められるかもしれない。
こういう話は哲学者も話すし、宗教家も話すけれと、今は物理学の世界でも、量子力学から始まり、方向が同じになっています。と。
白仁田さんは、お母さん大学の中で、「もしお母さんがドラッカーを学んだら」というプロジェクトで講師をしてくださっています。
ドラッカーは現代経営学、マネジメントの発案者と言われており、これはビジネスにおける考え方なのですが、実はお母さんが読むと、子育てや家庭の中に通ずる部分を見出し、最近では家族関係や、夫婦関係でさえも変わったという声が聞こえてきています。
お母さん大学のやっていることを、良いところも悪いところも(?)、素晴らしいと、共感してくださっている白仁田さん。
ドラッカーをやっていくことで、お母さん大学の協力企業を募っていくと話してくれました。
非営利活動、お母さん大学の活動、行政も加わって、皆でより良い社会をつくる。
倒産企業が過去最高となった昨年、企業も社会的な活動に取り組む余裕のない現実もあるが、
お母さん大学と連携することで、企業のアイデンティティを確立できると話してくれました。
お母さんを笑顔にすること、子どもをしっかり見つめて、点数にとらわれない人間力のある大人に育てること、それを見守ること、支えること。
白仁田さんの期待に、私たちお母さんも、子育ての本質を考えなければと思いました。
お母さん大学生たちの想いが宇宙を包む
お母さん大学生であり、ハハコモプロジェクトを立ち上げた、
岸千尋さん、松山美奈さん、井上妙子さん。
それから、この日参加していた、小林順子さんと吉村優さんは(案の定)突然呼ばれて、マイクを持ちました。
それぞれが、子育て真っ最中の母親として、今の等身大の悩み、想い、未来を語りました。
フツーのお母さんだからこそ、
自分の中のミクロコスモスを大切にする。
これって、藤本さんがずっと言い続けていること。
「半径3メートルの世界が未来をつくる」ということ。
一番大切なことは、家庭の中にあって、子どもたちの笑顔だよって、
フツーのお母さんになってねって、
そのフツーのお母さんになる、ということに気づくことができるのが、
お母さん大学に入って、ペンを持ったときなんだと、改めて感じました。
本当は泣きたくて泣きたくて辛い出来事なのに、笑顔で話す岸さんの姿に、
思わず涙がこぼれる。
そんな話を聞いて、次にマイクを持つ松山さんは声を詰まらせながら、
もう一度未来に向かってがんばってみます、と宣言。
自分自身も悩める母であるからこそ、お母さん大学の中で、誰かに伝えられると話す井上さん。
小林さんは、今日私が来た意味がわかった、と岸さんをぎゅぎゅーっと抱きしめる話をしていました。
吉村さんは、「ずっと空を眺めていたいの」と話すわが子にかつての自分を見ている、それがとてもうれしいと思ってしまうと語る。
一番うれしかったことは、このお母さん大学生の話を聞いて、
いつも応援してくれる株式会社ワンウィルの会長、山本倍章さんが、「自分の母親も、こういう気持ちで、自分を育ててくれたのかなと思った。お母さん、すごい!」と感想を話してくれたこと。帰り際に「今日、来てよかったよ」。と言ってくださいました。
お母さん業界新聞の企業説明会は、母ゴコロの説明会です。
お母さん業界新聞社とビジネスはなかなか難しい?
でも、お母さんを笑顔にしたいと、宇宙レベルで思ってくださる方と繋がれたら、
それが未来を創るんだと、強く感じています。
次の企業説明会はいつかな…。
楽しみです。
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