うちの長男はいわゆる、発達障害。発達に大きく凸凹がある。ASD、ADHD、LD(学習障害)、DCD(発達性協調運動障害)、吃音。発達障害丸ごと全部、というのが長男の特性。
実は年中の次男も、発達相談中。彼も何らかの支援があった方が生きやすいだろうと思って相談した。そう、彼もまた繊細な子。味覚、聴覚、嗅覚、触覚などに感覚過敏があり、変化にも敏感で、初めてのこと、大人数や人混みが苦手。何かあると固まってしまったり、吃音が出たり、癇癪となる。
長男と違うのは適応力。園児30人ほどの、目の届く小さな幼稚園ではなんとか上手くやれているようで、園ではほぼ問題ないという。担任の先生からも、大丈夫ですよとも言われてる。おそらくこの「一見適応できる」ことで、療育先でも彼は発達障害の範囲外、グレーゾーンと判断されていそうだ。なんてったって、発達検査結果と診断が、本来予定されていた1月から3月に延期されたのだ。4月からの療育クラスが既に決定されているはずの、3月に。急ぎじゃない案件という扱いの、その空気をひしひしと感じている(確定はしてないが)。しょぼん。
うん、なんとなくわかってた。他にもっと支援が必要なお子さんがいるのも、優先順位が低くなりそうなのも、長男ほど決定的ではないのも。わかってたけど、彼に凸凹があってそれなりに困ってて、今後小学校で困りそうなのは本当なんだよ。優しい、繊細な彼が生きやすいように、支援があればいいなと思ったんだよ。でも、発達障害というカテゴリーにいないと支援が受けられない。支援を受けるのにカテゴリーが必要なのも、もやもやするけれど。あーあ、またまたしょぼん。
そもそもグレーゾーンってなんだろう。人間みな、それなりに得意不得意があって凸凹はあるもの。成長速度も人それぞれ。それが多少のことは個性として認められ、支援される社会なら、グレーゾーンってないのでは?と思う。ただ、良くも悪くも同調圧力が強い日本、特に学校では、凸凹を個性として認め手助けするではなく、凸凹が「障害」カテゴリーとして支障があるから支援すると見なされるケースが多いと思うのだ。その余波に、グレーゾーンがあるのではなかろうか。定型と定型外、そしてその狭間。
グレーゾーン疑いの次男の話。彼は手助けがあれば、なんとかやっていけると思う。いまの幼稚園みたいに。でも、忙しい今の学校でそれは期待できない。手助けを、支援をお願いするなら、発達障害のカテゴリーに入るしかない。入らなそうだけど。入ったとて、支援が受けられるかは別だけど(これはまた別の話)。狭間のグレーゾーンには、ほぼ支援がない。まだわからないし、先のことを考えても仕方ないし、心配しすぎなことはわかっているつもりだけど。なんかもう八方塞がりな気がして最近沈みがち。大きくしょぼん。
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