お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

母、プチ家出中。

次男はエネルギーがすごい。

好きな事には全力だし、負けず嫌い。

今日も事情があって、次男と約束していた事が出来なかった。

「私の頭痛がするから」が理由だけど、次男は自分が楽しみにしていた事が出来なくなった事に苛立ちを隠せず、イライラを爆発させた。

私がここで一緒にイライラすると、ぶつかり合って余計に大炎上し、こっちもエネルギーを使い切ってしまうので、毎回毎回グッタリするのだ。

今日は晩ご飯を作り終えたタイミングだったから、ゴミを捨てに行きがてら

「ここにいると休めないから出てくる」とだけ言って家を出た。

車に乗った後、高2の長男には

「イライラするので一旦離れます。

巻き込んでごめんね。

サイゼリヤにでも行こうかな」とLINE。

すると、

「わかった」

「落ち着いたら帰ってきなー」とすぐさま返事が。

それを見た途端、急に涙が出てきて

嬉しくて泣いているスタンプを。

そして、

「優しい子に育ってくれてありがとう(泣)」と返した。

親指を立てたサムズアップのマークが、またまたすぐさまポンっと返ってきて、

「あー、これはすぐに記事を書かないと」と思いながら車を走らせた。

 

いつもいつも私は長男に頼ってばっかりだ。

何かある時は、すぐに彼に相談する。

なぜなら、いつも必ず話を聞いてくれるから。

「実はお父さんと離れて暮らす事になったんよね」と告げた時も、ちょっと笑って「みなまで言うな」と言われた。まだ小6だったけど。

一方的に私が怒っている時はあるけど、長男とはほとんど喧嘩にならない。

反抗期も今のところ来ていないし、私が怒っていても冷静に的を得たような事を言ってくるので、こちらも思い直す事が多い気がする。

そして、なぜだか彼から絶大な信頼を得ている自信がある。

 

夫の転勤で出産と同時に引っ越しをし、そこでの滞在期間も決まっていたので、産後は働かずにいた。夫は仕事が多忙で、24時間ほぼワンオペ育児だった。

長男は生まれつき心臓に疾患があり、病院通いや手術もあった。

ただ、その2年半は本当に楽しかったし、長男とは常に向き合って全力で過ごした気がする。

スマホもタブレットも無い時代。

どこかに行く時は絵本か手遊びで時間を繋ぎ、近所の児童館や子育て広場に行っては、大人も子どもも一緒に遊んだ。

 

「三つ子の魂百まで」と言う言葉があるように、「3歳までに身についた気質は、大人になっても続く」のか分からないけど、少なからず、2歳半まで思い切り一緒に居て、思い切り子育てを楽しんでいたから今の関係性があるのかな…と勝手に思っている。

本当に私が勝手に思っているだけだけど。

こうしてプチ家出が出来るのも、長男が家に居てくれるおかげ。

そういえば、こんな事を書いているけど、長男が2歳くらいの時に夫と長男を置いてプチ家出したっけな…。

 

まだ子どもが小さいお母さんたちは、こんな気軽に家出できないよな…私は恵まれているな…

と、冷静に思いを馳せる事が出来るのも、こうして「すぐに記事にしよう!」という思考回路になるから。

やっぱり、世の中のお母さん!

記事書いた方が良いです!

きっと今日のプチ家出が、また私の宝物になる。