子どもたちと公園で遊んでいたら、走り回っていた2歳くらいの子が転んでしまった。
それを見た息子はすぐに駆け寄り、「大丈夫!?」と声をかけた。
転んだ子を起こし、汚れたズボンを払ってあげていると、
その子のお母さんと思われる女性がゆっくり近づいてきた。
でも、女性は無言のまま、まるで奪うようにその子を抱き上げて行ってしまった。
少しの間ぽかんとしていた息子は、
「ぼく、悪いことしたかな」
と、寂しそうに笑いながら私と娘のところへ戻ってきた。
私は息子に伝えた。
「優しい行動ができたね。あの子もきっと嬉しかったよ。」
「お母さんはびっくりして、 ‘ありがとう’ って言うのを忘れちゃったのかもね。」
そう話すと、息子は少し安心したように笑った。
もし私が転んだ子に駆け寄っていたら、
「ケガがなくて良かった」で終わったかもしれない。
でも、息子の立場で考えると、
「小さい子を助けたら、大人に怒られた」と感じてしまう可能性だってある。
私たちは気持ちをノートに書き出して整理する術を知っているけれど、
それがまだうまくできない子どもにとっては、
こうした経験が “悲しい記憶” になってしまうこともある。
だから私は「子どもが毎日書きたくなる日記帳」を作りたい。
子どもたちが自分の気持ちを大切にできるように。
私たち親も、子どもの心に寄り添えるように。
今日の出来事が、改めてその理由を思い出させてくれました。
子どもが転んでびっくりして、自分の子どもしか見えなかったのですね。
でも、お天道さまが見ていました。
大好きなお母さんが見ていました。
そして、2歳の子も、お兄ちゃんが助けてくれたと、わかっています。
そして、記事を読んだみんなが、やさしい子だなぁとわかりました。
そして、お母さんは、とっても素敵な企画を見つけました。
「子どもが毎日書きたくなる日記帳」・・・
なんか、いい日でしたね。