お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

平等に接してあげたいのに

「りっくんのせいでイライラするの!!」

娘がポロポロ涙を流してそう言った。

ここ最近、どうにも情緒不安定な様子だったけど、やっぱり予想通り。一時は薬がよく効いてだいぶ落ち着いていた息子の発達特性が、先月あたりから再び強くなっていたから。

常に息子から目が離せないくらい多動も衝動性も多弁もひどくなり、1つ指示をすれば速攻で癇癪につながり、暴言も吐かれる。また常に息子の顔色を伺い、優先するようになってしまったから娘の不満がMAXになったんだ。

それに、イライラした息子が矛先を向けるのも娘だったりすることもしばしば。大声で罵られたり、ひどい時は手を上げられたり…。

本当は、もっと娘の願う通りにしてあげたい。

でも、それを阻むのは明らかに息子の存在。

機嫌を損ねると周りに危害を与える恐れがある以上、どうしてもケアが必要になってしまう。

娘は、息子に障害があることはちゃんと理解している。理屈でどうにかなることじゃない、ということを幼いながらも分かっている。

「りっくんのことでママ大変だし、お仕事もあるし、あまりママを呼んじゃだめかなって思ってたの。」

あぁ…こんなことまで言わせてしまった。

いや、こんなことを言わせるくらい寂しい思いをさせてしまった、ということだわ。

平等に接してあげたいのに、それができない。

それを息子のせいにしてしまう私自身、ものすごい罪悪感でモヤモヤが拭えない。

カフェでおいしいコーヒー飲んでも、推しの曲を聴いても、大好きなサスペンスの再放送を見ても…どこかモヤモヤして心から楽しめない。

まだ「負のループ」から抜け出せない。このまま突入するゴールデンウィーク、果たして楽しめるのかな…。