お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

壮絶な朝に救世主あらわる

4歳の娘は平日の朝はたいてい機嫌が悪い。

「ママと一緒に起きたかった!」から始まり、

「保育園行きたくな~い」「リンゴ(おやつ)を先に食べたい~」「スプーンがない!」

「スープ(味噌汁)はいや!(あきた)」「なんか座りにくい(ハイチェア)」等々

その度に、寄り添ったり、突き放したり色々試すものの、何をしても埒(らち)が明かない。

しまいには「ママ謝って!」と言い出す始末。

なので、その場を離れるのだが、娘はさらに泣き叫ぶのである。(まあ。そうなるよね。)

今朝は「なんか気分悪い。」と食卓に座るなり、顔をしかめる娘。そして何度も「気分わるい」と言う。熱を測りたいというので測ると「36.7℃」「うん、いつも通り元気だね」と言うと。「チッ」と上手に舌打ちをする(笑)。

お腹が減っているのだろうと思い食事を促すが「気分がわるい~」と泣く。本当に体調が悪いのだろと心配になる。低血糖状態なのだろうかと夫に相談すると「でも休みの日は朝元気じゃん。体調じゃなくて気分の問題じゃない?」と言われ。納得する。(本人も“気分が悪い”と言っているではないか!今この記事を書いてて気づいた。)

夫は「気分悪かったら、パパからのお土産(おかし)は食べられないね~」「ごはん食べな~」と声をかけるものの効果なし。

なので、ここは見守ることにした。否定も肯定もせず。せかしたり、冷やかしたりもせず。とにかく、そばにいて静観することにした。

しかし、時間は過ぎていく…泣き叫ぶ娘以外は皆食べ終わり食器を片付けようとしたその時!いいものを見つけた。頂き物のスナップエンドウである。

これは、娘の大好物!

「ばぁばから、昨日もらったスナップエンドウがあるけど、食べる?」

すると、娘は泣くのをぴたりと止め。「うん。食べる。」

(お!これはいけるかもしれん。)(いや。これで油断をしてはいけない。いつまた泣き出すやら)と思いながら豆の筋を取っていると、娘も横に来て真似をしだした。

「こうするの?」と一生懸命豆の筋を取ろうとしている。

「そうそう、上手!上手!」と言うと笑顔が出てきた。

(しめしめ。これはもう大丈夫だな。)

「今からゆでるから。ゆでてる間にご飯を食べんね。」と声をかけると、娘は「うん!」と食卓に戻って、パクパクとご飯を食べだした。

(ありがとう。スナップエンドウ。そして、お義母さん!)感謝の何物でもない。

そして、今日は娘と一緒になってイライラしなかった自分にも花丸である。

「忍耐」という心を教えてくれる娘である。ありがとう。