お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

娘による実家の片付け

私の年賀状の「今年こそは断捨離を・・・」を見た娘は言い出した。「よし、一緒に片付けよう~最近ネットで実家の片付け編を見ていたけど、一方的だと親を怒らせるやて」に私もテレビでそんな具体例を見ているので苦笑いしながら「コピーに忙しいから一緒にはできないよ。やってくれていいよ」と言ったら娘が一番気になっていたらしい洗面所からと動き出した。

時々腹が立つらしく私に報告に来て「汚すぎ、もの溜めすぎ、わかってんの?」である。「うん、わかってる・・・」と私はこれまで先延ばしにしていることも含めての自覚を再認識しながら必死にコピー作業であった。

その姿を見ながら「お母さん大学に時間を作るくらいなら自分の仕事ができるやろ」と完全に親子逆転現象の言葉を聞きながら苦笑いするしかなかった。

洗面器の湯垢があったな…湯垢落としだけは買い置きしてあるのにな・・・とか、液体洗剤 の箱買いがあったな、粉洗剤はもらったけど使ってないし、トイレ洗剤など在庫を見ずについ買ってしまっていたからな・・・ホテルのアメニティも使ってないしな、ましてや石鹸は毎日体洗いには使わないようになったから減るもんではないところに景品でもらったりしたものがたくさんあるしな…などを思い出していた。

2日がかりで仕分け袋のゴミ3袋を前に娘が愚痴った。「雑巾だけは山ほど出て来たけどちっとも使ってないやん。在庫の多さはいかんよ。物には場所があるって誰が言ったっけ?昔私に言ったよね・・・」に「そうそう、ゴミ屋敷になりそうな昔の部屋を片付けてやりながら言ったね」そんな会話をしながら、自分の億劫さを自覚するのはすでに老いを感じながらのこと。

毎日はお風呂に入らない夫が娘が帰った日の夜叫んだ。

「お~い、大きい方の洗面器はどこだ。椅子はどこへ行った」と。いつもの瞬間湯沸かし型の怒りだと思いながらも、やれやれと思わずため息になった。

翌日には夫がゴミ袋を再仕分け、私も更に使い勝手の良いように修正して安堵した。そのことをメールしたら今度は娘がやりすぎたと思ったようなので、「大丈夫です。いいきっかけを作ってくれたと思っているんですよ。親の老いをお互い感じる実家の片付けになりましたね」に「帰ったらチェックしますよ」と返信メールが来たので少し震え上がった・・・

6件のコメント

あけましておめでとうございます!
みっこさん、面白かったです(笑)
ご家族仲がいいなぁーと微笑ましく読まさせていただきました。
今年もみっこ節楽しみにしております✨
私は、引っ越しの時に断捨離も大掃除もまたするしと、少し手抜きの大掃除でした(笑)

あけましておめでとうございます。
どこで挨拶したかもうわからないからここでも言っときます(笑)
この記事は本来のみっこ節にようやく戻しました。人を意識しすぎる文章は面白くなくなるんです・・・
このことがきっかけで断捨離元年のスタートが切れています。
先ほどもCDクリーナー,MDクリーナーをかけてスッキリしたところです。
聴くことがなくなったこれらを前に、機械が故障するまでかな…と思いながらね。
若い頃に使った花器と剱山を処分します。
持ってこなければよかった・・・です。

>「お母さん大学に時間を作るくらいなら自分の仕事ができるやろ」

その言葉、私も娘に言われます。
わかっているんですがね~~~

みっこさんの記事を読んで、「私だけじゃない」と少し安心しました。

娘から言われたのは、一人で片付けながら恐らく腹が立ったんでしょう(笑)
本来なら私が楽しそうにしているのは承認しているのですから。
昔はPTA活動などで忙しくしていた時夫に似たような言葉で毒づかれましたよ。
それでもそれは子ども達の状況が悪化しているのは大人の問題だと痛感していたので
お母さん活動は子ども社会との背中合わせという認識をもって揺るぎませんでした。
今は清美さんにとってはお母さん大学活動だからね。私は応援者として後ろについています(笑)

みっこさん!面白すぎます!

洗面所掃除なだけに、瞬間湯沸かし器型の怒り!!
娘さんとのやりとりや、旦那さんへのみっこさんの冷静な対応!全てが面白いです☺︎
面白い中に、実家のあたたかさを感じました。

みっこさんの日記、今年も楽しみにしております!

かつらさん、私と娘と夫の会話は怒りながらも奥底に相手を笑わせる部分があります。
娘が人を笑わせられる第一人者ですから、私は随分学んできました。
ユーモアのセンスも長い時間をかけて出てくるんだとね。

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池田美智子
読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 70歳になると、努力することの必要性を日増しに実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学と学びの研修と訓練です。 令和元年、初孫誕生でパワー再燃中