「本当のフリースタイル出産」
5歳、2歳、8ヶ月の3人の母になりました。
3番目の出産は、少しの異変で早めに病院へ。
到着後2時間もかからず出産。
夫は間に合わず、送ってくれた母が思いがけず立ち会ってしまいました。
「何のお構いもせず(笑)」と助産師さんたちに言われるほどのスピード安産でした。
なぜ早めに病院に向かったかというと、2人目のお産はなんと「車の中」だったから。
夜中の陣痛を前駆陣痛だと勘違いし朝まで我慢。
産院に電話した時には間隔が2分を切っていました。
家を出るとき、同居の父が夫に「寝起きやし、コーヒーでも飲んでく?」と。
私は「痛いけん、そんな余裕ないけど!!」と叫んで車へ。
しかし、あまりの痛さに車庫で四つん這いになり、
「もう、う〇こ出そう!!」と再び絶叫。
助手席を倒し乗り込みましたが、途中で破水。
レジャーシートを敷きながら、もしや出そうなのは便ではなく赤ちゃんではと気付きました。
次の陣痛でグググっと何かが下りてくる感じがしたので夫に「ちょ、見て!」と言うと、
夫が「ギャー!頭が出とる!」と。
次の陣痛で見事に産まれてしまったのが2人目の女の子です。
毎回性別を聞かず、生まれてくるのを楽しみにしている私たちですが、
さすがにそのときは確認もできないほど。
しかも膜に包まれていて泣かなかったため、咄嗟に膜を破り、
鼻と口を拭うと「フェ~ン」と力なく泣いたのを覚えています。
幸いすぐに処置をしてもらい、私も娘も無事でした。
もともとフリースタイル出産の産院だったとはいえ、
夫と本物のフリースタイル立ち合い出産を経験してしまいました!
車を買換えたくても、娘の出産場所がなくなると思うと売れないなぁと悩み中です。
(寺原 萌子)
*この記事は「お母さん業界新聞ちっご版2018年1月号」に掲載しております。
すごい経験です!
やっぱり、「お母さんはスゴイ!」を実感する記事ですね!
読んでいると、その場のバタバタ感が想像できます。
本当にスゴイ!
スゴイですよね!この寺原さんとお話しすると、なんだかこの経験が本当に生かされているようで、
お産って生きる力の源なんだ、大事なんだなと改めて感じましたよ。