お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

感動ってうれしいとか喜びだけやないと思う

今はもう24歳の社会人・長男。
14年前におばあちゃんちにいたひいばあちゃんが急に亡くなった。
小学5年生になる直前・10歳のとき。

その年にお母さん業界新聞で「感動について」の特集があった。
全国の仲間がさまざまな体験談を寄せた。読んでるこちらまで
うるうるするような、元気をもらうような投稿だった。

11歳になった息子に「感動したことある?」と軽く聞くと
予想とは反してえらく考えこんだ。

「・・・ひいばあちゃんが死んだこと」

私は絶句。頭の中で「人の死を感動したってどういうこと!?」「死を喜ぶ?危険人物??」「どう答えたらいいの?」ぐるぐる私の脳がフル回転していたら

「ちゃうよな、感動ってうれしいことやんな、こんなんおかしいよな、ごめん」と謝られた。

私が一瞬言おうとした考えを猛烈に反省した。
大人の思い込みが子どもの感性を無意識に抑えてるんだろうと感じた。

ゆっくり聞いてみると「ひいばあちゃん死んだときな、悲しいし寂しいし心がざわざわしてん。こんなん感動って言えへんと思うけど、心が震えるってことかな、って一瞬考えてん」と、11歳の思いを教えてくれた。

家庭がキャンパス、先生は子ども、ほんまそうやな。

 

(お母さん業界新聞大阪版編集長/宇賀佐智子)

 

2件のコメント

11歳の息子さんにとって
大好きな人との別れ、、
心がざわざわと動いて
たまらない気持ちになって

感情が動くから
感動でいいと思う、、、
子どもの素直な気持ちに感動しますよね。

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宇賀佐智子
大阪の宇賀佐智子です。30歳長男・27歳長女の母。大阪エリア版編集長を2018年から4年間務めました。子育てが楽しくなる大阪、誰もが子どもたちの未来を考える大阪、美味しい楽しい大阪を目指します♪