娘が、なんとなくボヤ~っと目が見えてきたであろう頃から
大切にしている、このぬいぐるみ。
名前は『おしゃる』(母、命名)
おとといから、行方不明に…
その日の行動を洗いざらい思い出して、
行った所に問い合わせの電話を掛けて、
家の中も、周りも、
遊びに行った実家も捜索してもらって…
ない。どこにもない。
夜、ねんねの時には必ずこのおしゃるを握って
お耳をチュッチュしながら眠る娘。
無いことに気付かれないために、
名前は一切口に出さず。
でも、夜になって眠たくなると娘は探してる…。
その姿が切なくて、早く見つかれと
夫と二人、家の中を探す。
随分と前に私が買ったぬいぐるみ。
思えば、結婚もしていない頃、一目惚れで買ったもの。
それがこんなに大切なものになるとは…
何とか眠りについた娘を横に、
親はソワソワ眠れない。
もしかして、娘が見つけてくれるんじゃないかと思いながら…
ちょっとの用事を済ませに、
娘をおんぶして、散らかしたオモチャに手を伸ばしたその時‼
なんと、毎日3、4回使う
娘のリクライニングチェアの後ろで突っ伏していた(゜ロ゜)
『あったぁぁ!あったよおしゃるぅ!』
と、叫ぶと、
背中にいる娘もケラケラ笑う。
すぐに渡してやると、
しーん。
いつも通り、
しっぽをチュッチュ。
お耳をチュッチュ。
黙ってしまったのでした。
安心したね。
はぁ、良かったぁ。
と、何度も言ってしまう。
それからずっと、抱っこして、トントンして、
近くに置いて遊んでいました。
しかし、こんなにも心を痛めて
なくし物を探したことがあっただろうか。
自分のものなら、結構あっさり諦めてしまうのに。
母になって、娘にとっての大事なものは
私にとっても大事なもの。
そして、もしかして、
娘にとって“おしゃる”は、友達で、
おしゃるが『相棒』なのは
母なのかもしれない。
明日も一緒に、この子を見守ってね、相棒。
愛嬌のある「おしゃる」だからホッと安心できるぬいぐるみだと思いました。
探しながらいろんな思いが出てきてね・・・
見つかってホッとした気持ちが伝わってきました。
よかったですね。