海でアイスクリーム屋さんごっこ。
チョコレートやストロベリー、、、
たくさんのアイスクリームを作ってくれた。
次は、監視員のおじちゃんにアイスクリームを作った息子。
少し離れたところにある小屋の中にいる監視員のおじちゃんに。
アイスクリーム、せっかく美味しくできたのに…
もぞもぞしている息子。
どうしたのか尋ねたら、
「おじちゃん、これ、しゃりしゃりだから、お砂だから、アイスクリームって思わないかもよ。」と息子。
内心とてもびっくりな私!
私とアイスクリーム屋さんしていた時は、そんなこと微塵も感じさせなかったのに…
そういう心配をしていたとは!
少しずつ現実を知ってきた四歳!驚いた!
それでも、おじちゃんにアイスクリームを持っていくことにした息子。
息子が監視小屋に近づいていくと、おじちゃんがアイスクリームに気付いてくれて、小屋から出てきて
「わーお!アイスクリーム!」とかなり喜んでくれた。
少し離れたところで見ていた私にも聞こえるくらいの大きな声で喜んでくれていた。
おじちゃんとやりとりして私のところに戻ってきた息子。
「おじちゃんに、これは、砂なんだよって言ってきたー。」と。
ズコッ。
おじちゃんのせっかくのあの優しいリアクションをかえせーーー!笑
ちょっと面白いオチのついた、息子の心配ごと。
これまでたくさんしてきた“ごっこ遊び”
。これまでは、本当にその世界に入り込んでいたのに、、、砂で作っても紙で作っても本当にアイスクリームだったのに。
少しずつ、少しずつ、それが本当に“ごっこ遊び”になっている気がした。
こんな胸の内の変化は子どもにも親にもどこかに寂しさが感じてきますよね。
なんでも好きな物を想像する楽しさで幸せだった時代の終わりを感じる出来事だから。
ものがあふれる社会に育つ子どもは、その期間も短くなるんだろうとは思います。
絵本ではまだまだ想像を膨らませていけるかな。