お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

好奇心を育てる

宿題のテーマを見て真っ先に思うことが好奇心。
生まれてから毎日初めての経験をしながら育つのが子ども。
いつから親たちの頭に育ちの優先順位の逆転現象が起こったのかと私は子ども時代から眺めてきた。
近代化と言われる時代に乗り遅れまいとする大人たち。
その一つに子どもへの学習問題があった。
ある一定数の子どもは哲学的疑問を大人に投げかけるのである。
「なぜ勉強しないといけないの?」
さあ、こんな質問に大人たちはどんな応答ができるだろうか。
私の考えはさておき、子どもは生まれた時から知りたがりを発揮していく中で親の態度も問われるはず。
子どもの好奇心を感じる親になろうとしているのか。
その好奇心を育てようとするのかつぶしてしまうのか。
それはどうしてそのように親は思ってしまうのか。
学校教育の功罪問題を含めて、日本の教育を大人たちが問い直す時代と意識せざるを得ないところの
危機感を持っているのは考えすぎだろうか・・・

2極化問題が何かにつけ言われるようになって久しいが、どの分野でも素晴らしい才能発揮の人物が登場。
騒がれている人物だけではなくきっと他にも才能開花させていく人物はいるに違いないとは思う。
大学教育問題も問題沙汰になって久しいけれど、私の子育て中に学校教育の中にすでに
見え隠れしていたことである。
目立つ子はたたかれる・・・普通意識へと押し込まれていく子ども達。
我が子二人ともよく口にしていた言葉が「出る杭は打たれる」
私もすでに行動を起こすと噂の対象になって変な気分にさせられたので子ども達の中にも
蔓延し始めていたことはすぐに理解できたので「出過ぎた杭は打たれなくなる」と子どもに伝えていた。
そんな子どもたちが大学生になった時には、質疑応答が成り立たないところにきていたという話。
その話題を先日娘が来た折に出してみたら「教育が応答できない子どもを育て、企業に入るとプレゼン問題。
訓練できないで入った人間は苦しむことになる・・・」
今では改革途上ではあるように感じてはいるけれど、親の意識が果たして学校教育問題をどのようにとらえて
いるのかで、これからどのように変化していくかと関心を持っている。