次男たつき。6歳7か月。
ある日。
一枚の紙に、一気に書きなぐった、この詩。
【あいのうた】
この詩を書く前に、何かお遊びで、
「かえるのうた~」などと言いながら、
自作の歌の歌詞を書いていた。
それが面白くて、私は
「たっちゃん、他にも何か作って~!」と軽くお願いした。
ただ、「書いて」と頼んだだけで、
‟どんな歌を”などは、
一切私からはリクエストしていない。
すると、身体の中から溢れ出るように、
無言で、ものの2~3分で、この詩を書き上げたのだ。
まず、題名に驚いた。
「【愛】という言葉を使えるんだ!」と。
そして、詩の内容がさらに驚きだった。
6歳にして、なんて深く、
祈りにも、叫びにも似た言葉の数々なんだろう。
読み終わって、涙が出た。
私の目に、涙が浮かんでいるのを見て、
息子は恥ずかしそうに、私に背を向けた。
国籍・宗教・性別・障がい・年齢・肩書など関係なく、
みんなが笑顔で遊べる社会になったら
どんなにいいだろう。
息子の書いたこの詩のように、
【いのちがだいじ】
【せかいはひろい】
【みんなであそぼう】
そして、【みんなのいのちをなくすせんそうをやめろ】と
私たち大人がどれだけ本気で思い、
願い、行動できるだろうか。
息子の書いた言葉に感動し、学び、背筋が伸びた。
(お母さん記者/近藤美和子)
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