運動会が無事に終了し帰ってきた息子(小3)が「幼稚園みたいにご褒美がほしいー」なんて
腑抜けたことを言う。
幼稚園では運動会が終わった後、メダルやお菓子、文房具などのご褒美があるけれど、
小学校ではノート1冊。
「ノートよかったじゃん!!」と声をかけるとなんとも不服そうな顔。
そこで、思いつきで
幼稚園は30名くらいでしょ(しんのすけが通った園は少人数制の幼稚園)
あなたの学校は1003名生徒がいるんだよ
「1003名にプレゼント準備していたら大変なことになるよー
ノート1冊100円としても1003名いたら、10万以上もかかるんだよ」と話してみた。
ウワっ!ヤベッ!と妙に納得するシンノスケ。
その瞬間、私自身もハッとした。教科書無料だけでもスゴイ金額になるんじゃないか。
そのことをシンノスケに伝えたら、、
全国に小学生って何人いるんだろうと言うので、
二人で調べてみることにした。
都道府県別統計とランキングで見る県民性によると全国の小学生は648万3515人
仮に教科書1冊500円 × 一人5冊ずつあるとする
そしたらいくらになる????
出た答えは 162億878万7500円
教科書だけでも162億!!!!
500円もしないかもしれないけれど、
もっともらっているし、6年間通うと相当な数だなぁ
そんなことをつらつらと考えていたら、ちょっと感謝が足りないんじゃないと思ってしまった。
無料って嬉しい。ありがたい。
けれど、時に忘れてしまう大切なこと。
教科書だけでも何億円もかかって、未来の子どもたちを育てる仕組みが
この国にはあることをちゃんと頭に心に刻んでおかないといけないなと思った。
そして、
せっかくこんな大金を使っているのだから
今の学校のあり方に課題を感じている人たちもたくさんいる。
このことをもっと真剣に考えなくてはいけないんだなと改めて思った。
追伸
感謝しなきゃと感じたのはわたしだけで、
息子はあまりの大きな数字に、はなから計算は投げ出して、
なんのこっちゃーと訳がわからない様子でしたが。
この会話から生活と直結する算数に結びつけられたのが凄い事です。
私は当時ヘビースモーカー夫のたばこ代計算を5年生頃だった息子に算出させました。
それを驚き、息子の鋭い指摘(これだけのお金をすでに使いこれからも使うのなら、他に使った方がいいやろ。
タバコは他人は煙たがるし嫌がられていいことないやん。)に夫はその時にはやめられませんでした。(退職後に終了)
仕事のストレスはわかっていたので私はタダ耐えるしかなかったというわけですが。
3年生には桁が大きくなりすぎて興味は失せたと思いますが、親が意識させられたことが今後にも生かされていくでしょう。
自腹の意味、無償の意味、それぞれに感じなくてはいけない大事なことがありますね。