お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

逃げ出したかったんだなぁ 私

土曜日、お昼間。

息子とケンカ。

売り言葉に買い言葉で、台風の風が強い中わたしが家出した。

ウロウロして短時間で帰るのもしゃくなので、

イチカだけ連れて実家(熊本 久留米から高速で1時間半くらい)に帰ることに。

上二人は夫に「置いていくから、よろしく!」とだけ伝えて出てきた。

 

プリプリ怒りながら運転する私をみて、

イチカは「もうおばあちゃん家で暮らすことになったの?」と言う。

「そうねーでも、明日は運動会準備で朝から幼稚園に行かないと行けないから朝一で帰るよ」と話した。

家を簡単にはあけれないなーと改めて感じた。これが独身だったらヒョイと旅にでも出たけれど。

 

母は突然来たわたし達を見て、

ビックリした様子だったけれど

いろいろ話を聞いてくれ、

母も、辛かったときに一人電車で熊本から太宰府まで行ったことがあること。

祖母も何度も家を出ようとしたけれど、子どもたちの泣く声が後ろからして、結局できなかったと話していたこと。

叔母も大きなお腹を抱えて帰ってきたことがあること。

いろいろ話をしてくれた。

ひとしきり話をして、

今日は外で食べようとラーメンを食べに行き、帰りにケーキまで買ってくれた。

途中、息子の部活の用事もあり息子に電話。

夫によろしく!とだけ伝え出てきた長女、長男だったが、

夫も仕事で出かけていて、子どもたちだけの夜を満喫している様子。

思っていたよりも楽しそう。。

 

息子とのケンカは単なるキッカケ。

これまで心の中につっかえていたものを全部出し切って、たくさん泣いて、おいしいものを食べ、ぐっすり寝て、朝一で久留米へ戻った。

あー!!家出してだいぶスッキリ!!!

逃げ出したかったんだなー。母に聞いてもらいたかったんだなー。

 

こうやって、車で行ける距離に、

私がどんな状況でも、いつでも受けとめてくれる場所があるというのは本当にありがたく、

これが子どもの頃には気付かなかったけれど、

親になった今、大きな大きな自分の原動力になっているのだなとつくづく思った。

 

私もそんな母になれるかな?なりたいな。

 

 

 

 

 

 

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ