お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

父は私たち姉妹に最後の子育てをしてくれている

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毎日、何かができなくなる。

毎日、何かを忘れていく。

今日は、もしかしたら、また、もとに戻っているかもと期待しては裏切られ、これは、手術後のせん妄だと思いたいけど、もう手術してから20日近くになる。やっぱり、痴呆!?

認めたくないけど、諦めなくてはいけない瞬間が一日のうちに何百回も訪れる。

毎日、何かが出来るようになる子どもとは全く正反対。

何でこんな思いをしなければいけないのか。

そんな時に聞いた言葉。

「お父さんは、あなたたち姉妹に最後の子育てをしてるんだね」。

すとんと心に落ちた。

父は、私たちに諦めるということを教えてくれているのではないか。

子育てとは違う忍耐力も育ててくれているような気がする。

親は、最後の最後まで、子どもを育てているんだと思うと

目の前で眠っている父に、

お疲れ様、ありがとうと声をかけたくなった。

 

4件のコメント

親への感謝を忘れないでいれば、きっと、いい方向にいきますよ。

介護は大変で苦しいけど、はちきん高木なら、乗り越えられます。

お父さんへの感謝が、一番の介護です。

私も、お父さん、高木さんが、少しでも、心が安らぐように、祈っていますね。

コメント失礼します。
高木さんのお気持ちを考えると胸が切なく苦しくなりました。
私もいつか来る両親を介護する日。
想像するだけで涙がでちゃうくらい、大好きな父と母。
そんな日が来ないでほしいけど、いつかくるんだなぁ。
会えた時の一瞬いっときを大切にしようと改めて思いました。
ありがとうございます。

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ABOUT US
高木真由美
社会人になった子どもが2人います。 そして、昨年、孫ができました。 高知県香美市のお山で主人と2人暮らし7年目進行中。 お母さん業界新聞全国版を毎月読んで、考えるきっかけを頂いています。 よろしくお願いいたします。