父の外泊は、
私たち家族のとても良い思い出となった。
お陰で、父のやる気も沸いてきて夜も昼もあまり眠らず活動的になった。
ただ、介護者にとっては、眠るタイミングがうまくつかめず、ちょっと寝不足ぎみ。
そして、自分は、歩けると錯覚している父のやる気は、退院後、どう過ごすのかを決めることをとても悩ましくしている。
今、考えても答えが出ないことなのに、頭に隙間ができるとやっぱり考えてしまう。
今日も、病院から実家に帰る道すがら、答えのない問いが頭の中を占領した。
と、その時、とても良い香りが。
見上げると薄い黄色のろうばいの花。
一瞬にして私の悩みを忘れさせてくれた、甘くて優しい香り。
冬なのに春に向けて季節は歩いてることを教えてくれた。
そうかぁ。
私の頭の中も、春に向けて動かせば良かったんだ。
そうすれば、春らしい答えが出てきそうな予感がしてきた。
ありがとう。ろうばいの花。
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