今から40年前に初めて母になった時のことです。
私は独身時代までは楽しい事より苦しい事の方が多い中で、必死に自分探しに明け暮れていました。
その中で出会った心理学という世界に引き込まれて行ったことが、
今お母さん大学の居場所にいることに繋がっています。
心理学にも発達心理学、学習心理学、臨床心理学などの分野に興味があり、いよいよお母さんになるというころには、自分の中ではボ~とした感覚の中で過ごし何も考えることなく過ごしていました。
それはどこかで「私は心理学の知識は一応持っているから大丈夫」という頭になっていたはずです。
それがひっくり返されたのは出産後の産後うつからの出来事です。
私のことを心配する人たちが私の前に何人も現れて、私が地獄から這い上がるまでのことは私の核にもなりました。
這い上がった後も、何度も我が子から突き付けられる問題に一つずつ自分で答えを探す作業をしました。
私のバイブルは松田道夫先生の育児百科と当時の育児雑誌を手元に置きながら、毎日の育児記録が私の中の大事な自分の時間となったのです。
子どもの記録をつける楽しさは、子どもとのやり取りの楽しさを発見することでした。
言葉のやりとり、遊びの発展する様子、興味の変遷など・・・
そして幸い、友達もできたことで支え合い助け合う仲間に恵まれたことが3歳児神話の中で大事なことだと思っています。
お母さんの笑顔が子どもの笑顔となって共振しながら、色んな人達を笑顔にしていくはずです。
そのためにも私のような旧お母さんは応援団としての笑顔を伝えたいと思います。
みっこさん、マイ3歳児神話、ありがとうございます!
這い上がる…みっこさんとの共通点を改めて感じています。
文字で記録をつける楽しさ、もっと伝えて行きたいと思いました。
お母さん大学に出会ってから、「お母さん」という共通の思いがある仲間に出会ったことは
本当に大きなことだと思います。
色んなお母さんがいて色んな子育てを悩みながらも、そこから学ぶことを取り出して自分の道を作っていくのです。
絵本講師のお母さんはもっと子ども達の心に近づけるはずだから、これからよ。